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GWに超巨大地震発生の可能性！日食・月食・惑星集合が重なる悪夢的タイミング、過去には南海トラフも

2022.04.30 08:00

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　GW期間を含めて今年の5月は天体配置的に大地震や火山噴火に警戒が必要となる。その主な要因は、過去に大地震・噴火が多発していた日食と月食が連続することだが、今年は地震がより起きやすくなる「惑星集合」まで重なった“最大の要注意時期”であることを詳しく解説する。

GWに超巨大地震発生の可能性！日食・月食・惑星集合が重なる悪夢的タイミング、過去には南海トラフもの画像1 — イメージ画像：「Getty Images」

■日食・月食と「惑星集合」が重なると本当にヤバい

　まず、2月上旬から続いている「惑星集合」だが、すでに3月16日に福島県沖地震（M7.4、最大震度6強）、3月18日に岩手県沖でM5.6（最大震度5強）、3月19日に福島県中通りでM5.4（最大震度5弱）と大きな地震が続いている。

　また4月9日の記事では、10日と17日に「惑星集合」に輪をかけて地震が起きやすくなる「調停アスペクト」の天体配置が加わるため、その前後に大きな地震が起きる可能性を指摘したが、4月10日には南太平洋バヌアツ諸島でM6.3、日本では福島県沖でM4.7、最大震度3の地震が起きた。4月17日の2日後には、福島県中通りでM5.4、最大震度5弱の地震が起きている。

　この「惑星集合」に加え、筆者のこれまでの研究から、日食と月食は、スーパームーンや満月・新月よりも地震発生の可能性が高くなると考えている。大地震が起きる可能性の高さを比較演算子を用いて表すと、下記のようになる。

満月・新月＜スーパームーン＜日食・月食

　このように、地震が起きやすい日食・月食と、惑星集合が重なる期間がもうすぐやって来るのだ。

■ここ数年の事例

　以下に、昨今の日食・月食前後に大きな地震や火山噴火が起きた例を示す。まずは2020年6～7月にかけて見てみよう。

凡例：【月】月食、【日】日食、【0】日食や月食の当日、【-2】日食や月食の2日前

【-2】2020/06/04：インドネシア・トベロ、M6.4
【月】2020/06/06：半影月食、満月
【+4】2020/06/10：大西洋、M6.0
【-7】2020/06/14：奄美大島北西沖、M6.3、最大震度4
【-3】2020/06/18：ケルマデック諸島、M7.4
【日】2020/06/21：金環日食、新月
【+2】2020/06/23：メキシコ、M7.4
【+4】2020/06/25：千葉県東方沖、M6.7、最大震度5弱
【-2】2020/07/03：イタリア・ストロンボリ火山噴火
【月】2020/07/05：半影月食
【+1】2020/07/06：ミクロネシア、M6.2
【+1】2020/07/06：インドネシア、バタン、M6.6

　下図のように、2020年6月21日の日食は10個の天体がすべて全天の片側に集合する「惑星集合」と重なり、2日後にはメキシコでM7.4の地震が起きた。さらに、「調停アスペクト」の天体配置ができていたことも注目に値する。

GWに超巨大地震発生の可能性！日食・月食・惑星集合が重なる悪夢的タイミング、過去には南海トラフもの画像2 — 画像提供＝百瀬直也

　次に、昨年11～12月にかけて見てみる。

【-5】2021/11/14：イラン南部、M6.3
【月】2021/11/19：部分月食
【-6】2021/11/28：ペルー北部、M7.5
【-5】2021/11/29：諏訪之瀬島噴火
【-5】2021/11/29：鳥島近海、M6.6、最大震度2
【-4】2021/11/30：フィリピン・ピナトゥボ山噴火
【日】2021/12/04：皆既月食
【0】2021/12/04：東ジャワ・スメル山噴火
【0】2021/12/04～：トカラ列島近海、群発地震
【+1】2021/12/05～：伊豆大島近海、群発地震
【+5】2021/12/09：トカラ列島近海、M6.1
【-5】2021/12/14：インドネシア・フローレス海、M7.3

　下図のように、2021年12月4日の日食は、天王星（♅）以外の9つの天体が約120度以内に集まる「惑星集合」と重なり、同日にインドネシアのスメル山が噴火して死者が出たり、トカラ列島近海で群発地震が始まった。さらに翌日には伊豆大島近海でも群発地震が始まるなど、世界的に地震・噴火活動が活発になったようだ。