臨死体験者を襲う「死の5段階」とは? デジャヴの原因、生まれ変わりの真実も… 識者らの最新見解!

■サム・パーニア医師

 ニューヨーク大学ランゴーン医療センターの心肺蘇生のエキスパートであるサム・パーニア医師によると、おそらく我々は死んだことを自覚できているという。人が死んだ後も脳細胞が死ぬまでには数日かかる可能性があるため、我々は自分が死んだことを知るはずだというのだ。

「細胞はすぐに生きている状態から死んでいる状態に切り替わることはありません。実際、細胞は私たちが理解していたよりも、心臓が停止した時、つまり死にゆく人に対してはるかに融通が利きます」とパーニア医師は「ニューズウィーク」に語っている。

 2016年、ウェスタンオンタリオ大学の科学者は、生命維持装置のスイッチがオフになっている4人の遺体を調査している。3つのケースでは、心不全後に脳活動も停止していたのだが、1つのケースでは、脳活動が依然として継続していたのだ。通常は睡眠中にのみ発生する脳波が検出されたという。

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「Daily Star」の記事より

■デイビット・ディッチフィールド氏

 英・ケンブリッジ在住のデイビット・ディッチフィールド氏は2006年、駅のホームで友人を見送っていたところ、着用していた長いコートの端が電車のドアに挟まってしまった。

 電車が走り出すとディッチフィールド氏は引っ張られて、次第にスピードを上げる電車に引き摺られて電車とホームの隙間に吸い込まれた。線路の上に倒されたディッチフィールド氏の左腕の上を、電車の車輪が通り過ぎていった。そしてディッチフィールド氏は左腕を失う。

「ずっと意識していたのですが、左腕が切断されていて、病院に着いたとき、私は激しい痛みと命の危機を恐れていました。それから私は、自分が体から離れていくのを感じました。すると、すべての不安が私から去り、私は非常に落ち着きがある魅力的な暗い部屋にいました。私は『死んだのだ』と思いましたが、その場所にいる安心感を抱いていました」(ディッチフィールド氏)

 ディッチフィールド氏はこの時、一種の体外離脱体験をしたのだった。その後、続けざまに異世界の存在との驚くべき出会いを体験することになる。

「それから、私はゆっくりと脈動する光の球が私の周りで点滅しているのを見ました。私は自分の体勢を整えようとしましたが、私はもはや病院の担架ではなく、巨大な岩の板に乗っていることに気づきました。岩肌を見渡すと、星の巨大な滝が流れ落ちるのが見えました」

「私の足元に誰か、ほとんど真っ白いブロンドの髪の人、内側から光輝く肌を持つ存在を感じました。彼らは黒いTシャツを着ていました。私はこの存在が私を気遣い、私を癒してくれることを理解していました」

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