ロズウェル事件の“失われた資料”再発見に世界が興奮! 75年前の新聞記事には何が書かれていた?
1947年、米ニューメキシコ州ロズウェルの農場に空から謎の物体が墜落。現場に急行した人々が見たものは、今までに見たこともない奇妙な金属の残骸だった。この落下物はアメリカ空軍が接収し、「空飛ぶ円盤の残骸を発見した」との公式発表が地元の新聞の紙面を飾ることになった。ちなみに、夕方にこの公式発表は訂正されており、農場に落下した物体は軍が秘密裏に打ち上げていたプロジェクト・モーガルの気象観測等に用いられる気球だったという指摘もあるが、今でも多くの人が真相を追い求めているのはご存じの通りである。
ちなみに、ロズウェル事件の報道記事としてよく紹介されるのは「ロズウェル・デイリー・レコード」紙だが、実は他にも別のメディアが報じていたという。1950年に廃刊になった「ロズウェル・モーニング・ディスパッチ」紙も誌面を割き、独自の見解を発表していた事が判明したのである。
ディスパッチ紙は 1947年7月9日の朝に「Army Debunks Roswell Flying Disk As World Simmers With Excitement(世界に興奮が広がる中、ロズウェルの空飛ぶ円盤を軍が否定)」という見出しで記事を掲載。保安官ジョージ・ウィルコックスがマスコミからの電話を取り次ぐ記事とともに、「巡査は円盤が気象観測気球だと言う」という小見出しで、公式発表を報じていた。
Most UFO researchers are familiar with the Roswell Daily Record’s iconic headlines about the 1947 crash of a “flying disk”, but not many people have seen how its sister newspaper, the Roswell Morning Dispatch, covered the story. #UFO #UFOs #ufotwitterhttps://t.co/TXyOR4EBKi
— Nick Pope (@nickpopemod) June 5, 2022
ロズウェル事件を取り上げた新聞はこれまで「デイリー・レコード」1紙のみと考えられていたため、今回の発見はUFO研究家の間で話題になっている。かつて英国国防総省のUFO調査機関を率いたUFO研究家のニック・ポープ氏は、「この紙面は、時が忘れかけていた魅力的な歴史の一部だ」とし「今回の発見は、1947年のロズウェルを垣間見ることができる素晴らしいものです。歴史家なら誰でも、その時、その場で何が起こったのか、関係者がどう反応し、どう受け止めていたのか、地域社会でどう語られていたのかを知るには、原典に立ち返ることが貴重だと言うでしょう。ロズウェル事件から75年経った今でも、アーカイブの中に発見があることを示しています」と語っている。
参考:「CBS NEWS」、ほか
【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】
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2024.10.02 20:00心霊ロズウェル事件の“失われた資料”再発見に世界が興奮! 75年前の新聞記事には何が書かれていた?のページです。新聞、ロズウェル事件、ニック・ポープなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで