今後の日本政治が辿る「亡国の未来」とは? 7.8とマスコミの罪、“国家溶解”のプロセスをジェームズ斉藤が緊急解説

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画像は「Arab News」より引用

ジェームズ  清和会(清和政策研究会)のトップだった安倍さんがお亡くなりになってしまったことで、岸田現総理の派閥である宏池会の支配体制となるのは間違いありません。いや、宏池会の黄金時代が来る、といっても過言ではないと見ています。

──ということは、岸田総理の在任期間が延びるということですか?

ジェームズ  可能性は高いでしょうね。安倍さん亡きあとの清和会にはトップに立てる人材はいません。

──高市早苗さんじゃ無理ですよね?

ジェームズ  彼女は思想的にも脆弱で、アメリカ留学時代に米民主党の議員のところでインターンをしていたんですが、その民主党の議員がアメリカで初めてLGBT運動をやった人です。彼女の中身は実は極左なんです。それでいて、右翼的な発言をしています。安倍さんと同じく、彼女も表と裏の顔がまったく違います。

 そもそも戦後の日本政治は大きくざっくり分けてですが、吉田茂&池田勇人系の宏池会と、鳩山一郎&岸信介系の清和会という2つの勢力が拮抗していました。清和会は李氏朝鮮系の人脈で、創設者の福田赳夫は釜山の両班系の血筋です。まあ、これ以上ここで踏み込むのは各所に迷惑がかかってしまいますので、詳しくはメルマガで語ろうと思いますが、いずれにしても清和会のトップに立つには朝鮮系両班の血を引くプリンスである必要があります。となると、いま派閥で残っているのは福田赳夫氏の孫にあたる福田達夫氏ぐらいしかいません。しかし、派閥の長になる実力はまだないでしょう。小泉系列もトップに立てる血筋ではありますが、いかんせん純一郎氏は…… これもここでは止めておきましょう。それに、息子の進次郎氏はあまりにも役不足です。(苦笑)

 ともかく清和会はいま人材がいないんです。となったら、これからは宏池会一強の時代です。麻生さんも宏池会に寄っていますから、たぶん、高笑いをしているのではないでしょうか。

──憲法改正問題も絶対に進展するでしょうね。

ジェームズ  それは間違いありません。「安倍さんの悲願を」という大義名分もできましたし、現在の世論も戦争容認に流れていますからね。こういう状況を見ていると、やはり極左が日本のことなど何も考えていなかったことがよくわかります。彼らがやっていたのは、ただただ盲目的に護憲を叫ぶだけでした。その理由は現行憲法がGHQの極左が作ったもので、それを守ればいいとしか思っていなかったからです。これはただの思考停止で、やはり全体主義を助長するものでした。

 本当は今こそ、安倍さんの功罪を問わなければいけない時期なのです。マスコミはそれに加えて、自分たちのやってきたことを反省すべきです。一時的には叩かれるかもしれませんが、それをしないと全体主義はさらに加速するだけです。ところが、実際に彼らがやったことと言えば、一切の反省なしですから、全体主義は今回のテロでますます進むでしょう。

 もともと全体主義とテロの関係は補完的で、テロが起こるたびにますます社会が全体主義化するのです。しかも今後、アメリカはアジアから撤退するので、ジャパンハンドラー等による外圧ももう使えません。日本では社会変革は外圧かテロによってしか起こらないので、今後ますますテロが立て続けに起こるということです。特に、政治が無能なので根本的な社会問題を解決できず、社会がますますアノミー化することにより、テロが跋扈し、それを防ぐために政治が無駄に全体主義化するという悪循環をもたらします。国自体が大戦略を誤り、亡国の道を歩むということです。

 今後の日本ですが、しばらくは全体主義化した自民党が政権を維持するでしょうが、長期的にはNHK党や参政党レベルのトンデモなポピュリズム勢力に政権を奪われ、最低最悪の全体主義になる可能性もあります。

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