新型コロナ患者の臨死体験に見られる特徴とは? 「白く美しい階段が…」米公共放送が特集
2022.08.03 18:30
そしてグレイソン博士によれば、臨死体験は性別、年齢、民族性、宗教、信念、時代などには関係なく一定のパターンが見られるという。古代ギリシアの時代から臨死体験には共通するパターンがあるということだ。
またシェイファー氏のように、臨死体験後には人生観や世界観が変わることもまた共通するパターンである。
「死への恐れが減り、スピリチュアルな感覚が増します。ちなみにこれは、死に近づいたものの臨死体験をしていない人には起こりません。そして、人生において重要であると考えるものが本当に変わります。同じ職業に戻ることができなかった人々の話がいくつもあります。たとえば臨死体験の後で銃を撃つことができなくなった警察官、競争の激しいビジネスの世界にいた人々が、もはや仕事に意味を感じなくなったなどです」(グレイソン博士)
グレイソン博士は臨死体験について懐疑的な意見が多いことも理解しているが、これほど多くの人々が臨死体験談を語っている事実を否定することはできないとし、今後のNDE研究において新しい方法論を考え出す必要もあると言及している。興味深い臨死体験談について今後もウォッチしていきたい。
参考:「NPR」、ほか
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