ペロシ訪台の裏に反習近平派の暗躍か!? 蔡英文の黒すぎる正体、親日台湾の嘘… ジェームズ斉藤が緊急解説!
ジェームズ 蔡英文はもともと民主進歩党なので完全に左派の人で、左派なのに独立派、左派なのに反中という一見不思議な人です。しかし、蔡英文とペロシを繋ぐ赤い糸は浙江財閥です。ですから、ペロシを歓迎するというのは「国益」にかないます。
実は台湾内部にも親中派がたくさん居て、それが国民党の馬英九という前総統です。彼に反対する形で蔡英文は出てきました。
──でも、国民党は反共じゃないんですか?
ジェームズ もとは反共です。しかし、中共はずっと国民党の内部に浸透する工作をやってきて、内部から親中、親北京派にしていってその結果出来てきたのが馬英九なのです。
一方、蔡英文の人脈は親米派が多くてワシントンD.C.にも蔡英文のラインの人が運営する特務機関があります。グローバル・タイワンといい、そこの関係者が台湾の親米政策を推進していた人です。台湾から莫大な裏資金を貰ってワシントンで親台工作をやっている「台湾の007」で、私も過去に交流しています。
ですから、蔡英文はいまの民主党政権の考えやナンシー・ペロシの考え方と合致しています。ペロシの訪台は完全にウエルカムであり、最初から中国、いや習近平にケンカを売っています。そして蔡とペロシを繋ぐ赤い糸は究極的に中国本土に至ります。結局は、蔡とペロシの目指すのは浙江財閥系、つまり上海に拠点を置く江沢民派の復権です。蔡は中共の対台工作が功を奏したトロイの木馬です。ウクライナのゼレンスキーがロシアスパイでありながら親欧米のフリをしている構図と同じです。
──日本から見ていると全く理解できないレベルの謀略が起こっているのですね。
ジェームズ それが国際政治の現実です。日本だけが異常なのです。実際、日本の最高責任者である首相がいまどこにいるか知っていますか? ニューヨークですよ。核不拡散条約会議に出ています。岸田さんの一族が被爆されているので、そのこと自体は批判はしませんが、日本が有事に巻き込まれるかどうかという緊張状態の時にやることでは絶対にありません。
──2日の夜は結構、緊張感ありましたよね。
ジェームズ 日本にとって戦後、初めてというぐらいの状況だったと思います。であるのに、核不拡散の会議なんてありえません。なぜなら、岸田首相は広島が選挙区だからです。あの会議に出るのは地元にいい顔をするためで、日本がどういう状態にあるかすら彼はわかっていません。首相としても政治家としても人間としてもどうかと思うレベルの失態です。更に深刻なのは、首相官邸がバイデン政権が水面下で推進していた謀略に関するインテリジェンスを掴んでいなかったということです。
しかし、日本では誰もそれを言いません。マスコミも黙ったままです。それどころか、日経新聞などはペロシを無策だ、目立ちたがり屋のスタンドプレーだと書いて、ペロシ批判をしています(「ペロシ米下院議長の台湾訪問 戦略欠く一手」日経新聞)。続報にしてもペロシの訪台に中国が反発しているとしか書かず、完全に中国視点です。日経は対中貿易で儲けていますからこういう報道姿勢になるのもわかりますが、日本のことももう少し考えないとメディアとして存在意義がないと思います。
──金儲けのことしか考えていないんですね、メディアも政治家も。
ジェームズ しかし、それも変わってくるでしょう。なぜなら、今回の件で日本は台湾有事に引きずり込まれたからです。台湾に武器を送るということは現実的には日本の自衛隊が運ぶことになるからです。
──アメリカ軍が直接送ればいいんじゃないですか?
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2024.10.02 20:00心霊ペロシ訪台の裏に反習近平派の暗躍か!? 蔡英文の黒すぎる正体、親日台湾の嘘… ジェームズ斉藤が緊急解説!のページです。台湾、習近平、中国軍、蔡英文、ジョー・バイデン、ナンシー・ペロシ、第三次世界大戦などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで