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日本の「台湾有事シミュレーション」は売国級の稚拙さ！弱点を中国に発信… 防衛の絶望的実態をジェームズ斉藤が解説

2022.08.09 17:30 文＝ジェームズ斉藤

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日本の「台湾有事シミュレーション」は売国級の稚拙さ！弱点を世界に発信… 防衛の絶望的実態をジェームズ斉藤が解説の画像5 — イメージ画像：「Getty Images」

──自衛隊のトップがそんなことを言うということは、日本とはアメリカからの風が吹いてくればそれに乗り、中国からの風が強ければそれに乗るという風見鶏のような国だと言っていませんか？　

ジェームズ　　それもこれも政治家に「大戦略」がないからです。国家百年の計ではないですが、国としての大きな戦略を持たない国は風見鶏にしかなり得ません。大戦略がなければ戦争だってできないのです。

　ところが、日本の政治家は大戦略の基礎となる政治目標すら持っていません。そもそも戦争指導者になり得ることを想定して選挙に出た者などいないと思います。しかし、戦争の勝敗は国のリーダーのレベルで決まります。

──国のリーダーのレベルですか……。

ジェームズ　　日本はあらゆる面から見て危険な状態です。これで本当に戦争ができるのでしょうか？　

──そもそも日本人に戦争をする気はないと思います。

ジェームズ　　それはわかります。しかし、相手が攻めてきたら戦うか、降伏するかしかないわけです。ところが、その判断がいまの政治家にはできません。なぜなら「大戦略」がないからです。加えて、親中、媚中の政治家がはびこる日本では、すべてを中国に渡してしまう可能性まであります。いくら米軍がバックにいると言ってもこれでは意味がありません。

　ですから、有権者である読者の皆さんは今こそ真剣に戦争と政治の関係を考えなければいけません。まずは、私の記事やメルマガで理解を深めてください。現代のハイブリッド戦は国民一人一人がターゲットなので、政治不在の日本で必要なことは理論武装し、戦時下の日本をいかに生きるかを考えることです。今後もサバイバルインテリジェンスを発信していきますのでご期待ください。

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