50億人が死ぬ世界核戦争で「最も助かる確率が高い国」が判明! 一方、国民全滅の国も… “この世の地獄”の地域格差
アメリカとロシアの間で全面核戦争が起きたらどうなるのか。最新の研究では、米露核戦争でなんと50億人以上が死亡することが指摘されている。核兵器の犠牲者もとてつもない数にのぼるが、さらに深刻なのは「核の冬」による農作物の不作で、地上では大飢饉の地獄絵図が繰り広げられるというのである。
■全面核戦争後の2年で世界人口の75%が餓死する
米ラトガーズ大学をはじめとする合同研究チームが先日「Nature Food」で発表した研究では、大国同士の核戦争が起きれば、放射性降下物による「核の冬」で食糧生産に壊滅的な影響を与え、地球上の人口が一掃されることを報告している。
研究チームはアメリカとロシアの間や、インドとパキスタンの間など、さまざまな規模の6つの核戦争シナリオを検討している。
まず最初に核兵器の爆発によってどのくらいの量の煤煙が大気中に混入するかを計算し、煤煙と日光の減少による農業の衰退をモデル化した。
戦術核を使った小規模な紛争でさえ作物の不作のために10億人以上の人々が食糧難に陥る可能性があり、戦闘での死者数は5000万人から1億人にのぼるという。
そしてアメリカとロシアの全面核戦争が起これば、収穫量が大幅に減少し、わずか2年で世界人口の75%が餓死する可能性が示されたのである。地球上で50憶人以上が飢餓で死亡することになり、ほとんどの国では食糧がカロリーベースで少なくとも90%削減されると考えられるということだ。
ラトガース大学のアラン・ロバック教授は「広島と長崎で見たように、核戦争の直接的な影響が恐ろしいものになることは誰もが理解しています。しかし私たちの研究は、気候と農業への影響により、世界の他の地域では10倍以上の人が死亡する可能性があることを示しています」と説明する。核兵器による被害はもちろん悲惨で恐ろしいものだが、より深刻なのはその直後からはじまる食糧生産の急激な低下であり、世界中で飢饉の地獄絵図が繰り広げらることなのだ。
■“この世の地獄”の地域格差
そして、全面核戦争によってもたらされる“この世の地獄”には地域格差があることもまた浮き彫りとなった。
研究によると、イギリス、アメリカ、ドイツ、フランス、中国を含む国々では、2年目までに国民のほぼ全員が死亡するという、まったく救いのない荒廃が見られるという。以下が国民の死亡率がワースト8の国々だ。
ワースト1:モンゴル 100%
ワースト2:ラオス 100%
ワースト3:イギリス 99.8%
ワースト4:ドイツ 99.8%
ワースト5:フランス 99.5%
ワースト6:中国 99.5%
ワースト7:カナダ 99.4%
ワースト8:アメリカ 98.8%
反対に、すべての家畜が死に、他の国との貿易もストップすると仮定しても、死亡者ゼロで比較的繁栄を続ける国々がある。トップ8の国々は次のように見込まれている。
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2024.10.02 20:00心霊50億人が死ぬ世界核戦争で「最も助かる確率が高い国」が判明! 一方、国民全滅の国も… “この世の地獄”の地域格差のページです。餓死、核戦争、飢饉、核の冬、第三次世界大戦などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで