古代ローマの衝撃的事実10選! 息子を奴隷化、金髪強制、尿ビジネス、排便棒…
古代ローマ人と聞いてどんなイメージを思い浮かべるだろうか。実は古代ローマ人に関する奇妙で意外でショッキングな事実が10もあるという――。
衝撃の事実1
紫色の禁止
古代の多くの社会と同様に、ローマ人が階級制度に執着していたことは間違いない。それや社会的慣習や風習の端々にもあらわれている。
たとえばローマの一般市民には紫色のファッションアイテムを身に着けることを禁止されていた事実がある。ローマ社会では紫色は栄光、権力、王族を象徴するものであった。そのため、紫色のトガ(巻衣)の着用は、皇帝をはじめ少数の高位のローマ人だけに許されていたのである。
そもそも当時、紫色の染料はとても高価で、トガ1着分の紫色の染料は1ポンドの金とほぼ同じ価値であり、庶民には手が出なかった。
またローマ人は見た目だけでその人の階級を区別できることを好んだこともある。紫色のトガの禁止は、成金の下層階級のローマ人が富を見せびらかすことを禁止するために導入された法律であったのだ。ローマの階級制度では上流階級だけが富をひけらかすことができたのだ。
衝撃の事実2
売春婦は金髪にすることを強制された
古代ローマ社会において売春は100%合法であり、買春した男性にも何ら罪はなかった。そしてある意味では自然なことだが売春婦(売春夫)は下層階級の者が多かった。
そこで善良で育ちの良いローマの女性が売春婦と間違われないようにするために、売春婦は髪を金髪に染めなければならないという法律が導入されたのである。したがって売春婦は野蛮な外国人と同様の存在として見下されることになった。
この法律はしばらくの間うまく機能していたのだが、皮肉なことに高貴なローマの女性たちはすぐにセクシーな金髪の女性の見た目を羨みはじめ、自分で髪を染めたり、金髪のかつらをつけはじめたりしたことでこの法律は形骸化していったのだった。
衝撃の事実3
父親は息子を売り飛ばすことができた
ローマ人が奴隷制を活用していたこと周知の事実であり、彼らの帝国は敗北した敵兵を奴隷として酷使することで築かれていた。ローマの奴隷には人権はなく、悲惨な生活を送っていた。
一方でローマ市民は法を犯さない限り、奴隷の身分に落ちることはなかったのだが、きわめて奇妙な例外が1つだけあった。ローマの父親は自分の息子を奴隷(奉公人)として売ることができたのだ。
奴隷労働には期間が設けられていて、期間が過ぎれば相手先から息子の身柄は戻された。
戻ってきた息子を再び売ることもできたのだが、3度売られた子どもは3度目の奴隷期間終了時に父親のもとへ戻らなくてもよいことが法律で定められていた。つまり父親から自由の身になれたのだ。
したがって父親として左団扇で暮らすには、次から次へと子どもを作り続けていればよいということにもなっていたのだ。
衝撃の事実4
父親は家族を殺すことが許されていた
古代ローマは常に家父長制社会であったたが、初期のローマではそれがきわめて極端であった。家族のメンバーは本質的に家長(父親)の所有物であったのだ。法律によって父親は息子たちを奴隷として売り飛ばせることに留まらず、その命を奪うこともできたのである。
家を出た子どもであってもその法律の影響下にあり、結婚して嫁いだ娘であっても、何らかの理由で父親に殺される可能性はあったのだ。しかし3回売られた息子にはこの父親の権利は適用されなかった。
紀元前1世紀までに、家族を殺害できるという父親の権利はほとんど廃止されたが、それでも家族のメンバーが犯罪で有罪判決を受けた場合、父親がその者を殺すことがしばらくの間は許されていた。
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2024.10.02 20:00心霊古代ローマの衝撃的事実10選! 息子を奴隷化、金髪強制、尿ビジネス、排便棒…のページです。トイレ、売春、処刑、古代ローマ、奴隷などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで