全身の80%がホクロで覆い尽くされた男性の挑戦! 「本当の美しさ」とは何か?=印
インド・ケーララ州のプラブラルさんは、生まれた時からホクロが多く、現在は全身の80%を覆い尽くしているという。子供時代の彼はまるで醜い生き物であるかのような扱いを受けることもしばしば。これまでにさまざまな困難と直面してきたが、家族の支えのもと、次第に自信を取り戻し、今では自らの外見に誇りを感じていると語る。
母親は「この宇宙に誕生したあらゆるものに重要な意味が存在する。神の創造物の一つひとつには、美しさや役割、重要性がある」と言って、塞ぎ込みがちだった彼を励ましたという。今、プラブラルさんは自身の境遇をバネに、SNSを通して人々に”本当の美しさ”を問いかける活動を行っている。
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※ こちらの記事は2021年2月28日の記事を再掲しています。
インド・ケーララ州に住む男性、プラブラルさん(24)は、生まれたときから体中にホクロがあった。彼が成長すると同時にホクロも広がっていき、現在では全身の80%、顔の半分を覆い尽くすほどである。マドゥライ・カマラジ大学で商学の修士号を取得中の彼は、自らの外見を誇りに思うようになり、SNSを使って人々の意識を変えるための活動を始めた。
プラブラルさんのホクロは、特に右半身と耳の辺りに集中している。治療のため、アロパシー医学やアーユルヴェーダ、ホメオパシー療法を試したが効果はなく、外科手術も選択肢として検討中だ。最初に診察した医師は、これほどホクロが広い範囲を覆っているため、手術は難しいと言った。しかし、プラブラルさんは実験的に狭い範囲のホクロを手術で除去してみて、結果が良好ならば全身のホクロを除去できるのではないかと考える。
子供時代のプラブラルさんは多くの困難と直面してきた。からかわれたり、避けられたり、追い払われたりして、まるで醜い生き物であるかのような対応をされることばかりだった。当時は怯えてばかりいて、自信も失っていた。落ち着いた性格だったため、トラブルを引き起こすことはなかったが、母親に「どうして自分はこういう姿なのか?」と尋ねることがしばしばだった。そんな彼を家族は支え続けた。
「私が子供の頃、母は私をたくさん助けてくれました。私は自分のあらゆる悩みを母に聞いてもらったものです。母は一度、『この宇宙に誕生したあらゆるものには重要な意味がある。神が創造したあらゆるものの一つひとつに美しさや役割、重要性がある』と私に言いました。母も父も兄弟姉妹も、全員が私を支えてくれました。私はこのような家族のもとに生を受けた自分が幸運であると思っています」
当時を振り返るプラブラルさんは、「子供の頃は悲しんでばかりいましたが、今は幸せしかありません」と語る。現在、SNSで自分の写真を公開したことがきっかけで、多くの人々がプラブラルさんと一緒に写真を撮りたがるようになった。プラブラルさんはかつての自分とは違って、自分が人々を幸せにしていること、そして、SNSを通してたくさんの交流が生まれたことを楽しんでいる。
「私は彼らのサポートのおかげでとても遠くまで来ることができました。私を興味本位で見る人や多少の嫌悪感を抱く人もいます。そんな彼らにとっては、見えているものが美しさなのです。もし私たちが目ではなく心で見るようにすれば、この宇宙のなかに美しくないものは存在しないことに気づくでしょう」
プラブラルさんの挑戦はこれからも続く。多くの人々が、彼との出会いがきっかけで「本当の美しさとは何か?」に気づいていくのだろう。
参考:「YouTube」、ほか
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