女性が性的に絶頂し続ける奇病「イクイク病」の正体とは? 薬害で感度三千倍に…=亜留間次郎
【薬理凶室の怪人で医師免許持ちの超天才・亜留間次郎の世界征服のための科学】
女性が性的に逝きまくるのが止まらなくなる奇病、一般にはイクイク病と呼ばれる「持続性性喚起症候群」は2001年になって初めて報告された新しい病気です。
21世紀になって発見されたこの病気は20世紀以前には患者がいなかったのか不明ですが、最近の研究で本当に世紀末になって登場した新しい病気である可能性が浮上してきました。
持続性性喚起症候群は自然な病気ではなく、1988年にSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)であるフルオキセチンが一般化してから出現した医原性の性機能障害だったようです。
フルオキセチンは1988年に鬱病の薬として登場して以来、奇跡の薬として適用範囲が無節操に拡大されて大量消費されています。
アメリカやカナダなどでは適用範囲が非常に広く鬱病、心的外傷(PTSD)、強迫性障害、神経性過食症、パニック障害、月経前不快気分障害、早漏、脱毛症まで処方されています。
早漏とか脱毛症はなんでと思うかもしれませんが、単純に薬でストレスが軽減すればストレスで早漏やハゲているのが治るという理屈です。
現代の北米ではとりあえず精神的なストレス、イライラ、不安があったら飲む定番の薬として大量消費されています。
もう、日本におけるストレス解消のサプリメントと大差ありませんが、気休めのサプリメントと違って本物の薬だけに大変なことになっています。
異常なまでの消費の結果として世界的に深刻なSSRI後性機能障害と呼ばれる医原性の性機能障害状態が起きています。
これは性欲がなくなったり、逝けなくなったりして正常な性行為ができなくなる症状でした。
ところが、ごく少数の人達は逆に性的に逝きまくる方向に副作用が働いていました。
つまり、鬱病の薬を使いすぎると性機能が極度に低下する多数派と極度に高まってしまう少数派がいるのです。
鬱病の薬を絶つと鬱状態になる人と躁状態になる人が現れる現象そのままです。
性的に逝きまくるイクイク病の正体はSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)やSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)の断薬で性的躁状態になっていただけだったのです。
躁状態とは病的なまでに気分が高揚して、開放的になったり怒りっぽくなったりして社会的機能に著しく障害をきたす状態です。
主な症状として、威張り散らす、延々と喋り続ける、思考が飛躍する、注意散漫になる、目がさえて眠れなくなる、焦燥感に襲われる、ギャンブルや買い物などの浪費が盛んになる、などがありますが。性感度が三千倍になって逝きまくるも追加されました。
セロトニンは「幸福物質」や「幸せホルモン」と呼ばれることもあり、脳内に充満していると幸せを感じる脳内麻薬と呼ばれる物質です。
選択的セロトニン再取り込み阻害薬とは「幸福物質」や「幸せホルモン」と呼ばれている物質を脳内に充満させる薬です。
出る量が増えるのではなく、出た幸福物質が減らないようにするために減らしている「再取り込み」を「阻害」している薬です。
ネットミームでネタにされている性感度三千倍で逝きまくりの正体は神経が幸福物質で一杯になっている状態でした。
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