ギザのピラミッド近郊に“馬蹄型の謎の構造物”「スターゲート」か軍事施設か?

ギザのピラミッド近郊に“馬蹄型の謎の構造物”「スターゲート」か軍事施設か?の画像1
画像は「Googleマップ」より

Googleマップで発見された“馬蹄型の謎構造”

 最近、ギザのピラミッド地下では「地下深くの石棺」や、「巨大な円筒構造体」などが見つかったという報告が相次いでいる。そんな中、今度はGoogleマップ上で“奇妙な施設”が見つかり、「スターゲートではないか?」と話題を呼んでいる。

 エジプト・ギザのピラミッド群から南へ約40キロ、砂漠の真ん中に現れた奇妙な構造物が、世界中の好奇心をかき立てている。その発端は、Googleマップ上に表示された馬蹄型の施設だ。中央にはさらに別の構造物があり、周囲には幾何学的な建物が点在している。

 この地点の座標は「北緯29度54分23秒、東経31度08分02秒」であるにもかかわらず、Googleマップ上には公式なラベルが存在しない。この事実が、さまざまな陰謀論やオカルト的な推測を呼び起こしている。

 ネット上では「これはスターゲートなのか?」「宇宙船の発着場では?」といった声が飛び交い、中には「これは古代の狩猟用トラップ“デザート・キット”ではないか」とする意見や、現代の軍事施設である可能性を示唆する声も多い。

ギザのピラミッド近郊に“馬蹄型の謎の構造物”「スターゲート」か軍事施設か?の画像2
画像は「Googleマップ」より

軍事施設説とUFO研究基地説

 一部の軍事評論家は、この施設の形状が地対空ミサイルの発射拠点や戦闘機の格納庫と酷似していると指摘する。実際、1950〜1970年代のエジプトでは、ソ連製の高高度ミサイルを配備した防空施設が多数建設されており、戦略的な基地や空港を空からの攻撃から守るためのものであった。

 Googleマップ上で確認できるこの“謎の複合施設”も、そうした冷戦期の遺構の一つである可能性は十分にある。ただし、その異様なデザインや配置、そして周囲の砂丘が“爆風防御壁”として機能する構造であることから、一部ではUFO関連施設ではないかという説も再燃している。

 YouTubeのUFO系チャンネル「Secureteam10」が過去に取り上げた類似施設の画像には、二本の長い建物と周囲の円形構造が映し出されており、視聴者からは「スター・ウォーズみたいだ」「政府の秘密UFO研究基地では?」といった声が寄せられた。

ギザのピラミッド近郊に“馬蹄型の謎の構造物”「スターゲート」か軍事施設か?の画像3
画像は「Daily Mail Online」より

「ピラミッド=宇宙人建造物」説と重なる妄想

 今回の騒動は、以前から根強く存在する「ピラミッド=宇宙人が建てた」という説とも結びついている。2020年にはイーロン・マスク氏が「ピラミッドはエイリアンが建てたに決まってる」とツイートし、世界中を騒がせたことも記憶に新しい。

 この発言に対し、エジプトの考古学者や政府関係者は猛反発。国際協力相ラニア・アル=マシャート氏は「ピラミッド建設に関する記録をぜひ確認してほしい」とマスク氏に“現地視察”を提案し、著名考古学者ザヒ・ハワス氏も「妄想にすぎない」と一蹴した。

 とはいえ、ピラミッド周辺に現れる不可解な構造物や、Googleマップによって“見えてしまった”存在は、陰謀論者やオカルト愛好家の想像力を掻き立て続けている。

 古代のロマンと現代のテクノロジー、そして地政学的な現実が交錯するエジプトの砂漠では、こうしたミステリアスな発見とそれに伴う様々な憶測が、今後も尽きることはないのかもしれない。

参考:Daily Mail Online、ほか

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