家相は「京都の〇〇」を真似ると吉！引っ越し先の邪気を払う植物とは？

2023.05.28 14:00 文＝神ノ國ヲ

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　高名な霊能者に出会うことで突然能力が開花した占い師「オラクルさむ」。現在、京都大学で教える彼が秘伝のまじない術を大公開！

●オラクルさむについてはトカナ過去記事へ

家相は「京都の〇〇」を真似ると吉！引っ越し先の邪気を払う植物とは？の画像1 — 画像は「Getty Images」より

――家相も診断できるんですか？

さむ：とくに専門ではありません。ご依頼をうけて占断したことはあります。たとえば、投資用の新築マンションの購入可否、どの物件なら速く売り抜けられるか。または数億円単位の土地開発に関してどうするかなど。土地を診るのは、やはり、その道の専門家に頼むのが一番よいですが、私でも簡易的には判断できるわけです。私は、現地に足は運べないですし。

――土地を診る専門霊能者がいるんですか？

さむ：地相・家相・宅相を判断できる専門の術者がいます。いわゆる「本物」です。ただ、そういう人々はメディアには出てこないんですよね。宣伝しなくても客が殺到しているからです。連絡して返信があるまで半年とか10カ月とか、ざらにありますね。彼らは忙しすぎて、たとえばテレビにも雑誌にもネットにも出る暇がないんです。高位能力者とでもいうべき「本物」は、SNSなどでも注目を集めません。YouTube配信する人もいますが、その霊能者は相談者への返信遅延を謝るためだけに放送してますからね（笑）。同時接続の視聴者はせいぜい20人前後、視聴回数も数百回ですから、人知れず、ご自分の仕事をなさっている方が多いです。

家相は「京都の〇〇」を真似ると吉！引っ越し先の邪気を払う植物とは？の画像2 — 画像は「Getty Images」より

――地相・家相・宅相とは？

さむ：何も難しいことはないんです。地相は、その土地の歴史や名前の由来、また土地の形状と所有者に関する因縁如何による吉凶です。これらが善いものだと、当然、その地相もよいです。では家相はどうか。家相は、その家屋なり建築物の地相との相性、方角などが問題になります。出入口がどこにあるか、採光の方角、水場の設置場所などが問題になるんです。では宅相とは何か。宅相は、その家の間取りや部屋の構造などに関する事柄です。

　これら地相・家相・宅相をふまえて、その地域や町内における位置なども考えなくてはなりません。ただし結局、どんなに地相・家相・宅相が善くても、隣人トラブルが絶えない、または本人が悪に傾きやすいと無意味です。環境は大事ですが、やはり人間の欲望や意志のほうが強いので。

――簡単に地相・家相・宅相を見抜く方法はないんですか？

さむ：一番簡単で誰でも参考にできる方法をお伝えしますね。秘伝でも何でもないです。ぜひ「京都の御所」を参考にしてください。あの形、あの配置には当然意味と理由があるんです。それを把握すれば、地相・家相・宅相についての理想がわかりますから。または世界中の古代・中世からある主要都市の作り方をみてください。もちろん日本国内ですと、やはり京都御所が一番参考になると思います。もうわかりますよね？　いわゆる四神相応です。

家相は「京都の〇〇」を真似ると吉！引っ越し先の邪気を払う植物とは？の画像3 — 京都御所（画像は「Getty Images」より）

――御所を真似るのは現代では難しいのでは？

さむ：その通りです。では、どうするべきか。簡単にいうと、地相と家相を切り離して、疑似的に京都に似せる。その上で、それを御神仏の力を借りて安定させて定着させる方法があります。このあたり、私はものすごく簡単な方法しかやりませんが、専門の術者だと、正式に勧請した上で祈願をして、相談者と土地を結ぶことがあります。

――中古物件の場合、どうしたらよいですか？

さむ：最近では、このお呪いを知る人も少なくなったんですが、転居先の邪気を祓うなら「万年青（おもと）」を買って、引っ越し当日、最初に万年青から家に入れてください。そのあと荷物を運びこむ。昔の日本人は皆この方法を知っていたんですが、忘れられてしまいました。有名な実例でいえば、徳川家康が江戸城に入る際、まず床の間に万年青を飾ったといわれています。

家相は「京都の〇〇」を真似ると吉！引っ越し先の邪気を払う植物とは？の画像4 — 万年青（画像は「Getty Images」より）

　万年青は、北東アジア、中国から日本にかけて自生する植物で、民間療法における薬草としても人気がありました。また数百年かけて品種改良が重ねられた園芸種です。いわば人の良い願いがかけられ続けてきた植物、それが万年青です。漢字を英訳すればevergreenですからね。昔は「引越し万年青、お祝い万年青」といったものです。

――それ以外に方法はないですか？

さむ：万年青を運び込んだあと、それでも気になるなら、もう一つコレをやってください。荷物を全部いれたら、それぞれの部屋に、お水とお米を置いて祈願するんです。「私は～と申します。本日より、この部屋の借主となりました。～年～月～日、大家の～さんから、不動産屋の～社さんの仲介で、～年契約、毎月～円を払って、こちらに住まわせて頂きます。代替わりしましたのでご報告いたします。前に住んでいた方のことについて、私は何も知りませんし、何もできません。どうか代替わりを覚え、前に住んでおられた人の縁は、これにて終わらせてください。大切に住まわせていただきます。本日より、よろしくお願いいたします」

　これで大丈夫です。ぜひ地相・家相・宅相を考えて、よい引っ越しをしてください。