中世で使用された「男性器を象った石」を発見! 恐ろしい用途が明らかに…
歴史上、男性器は生殖器崇拝の対象となってきた。ヒンドゥー教のシヴァリンガはその最たるものだが、日本でも男性器や女性器を祀っている神社は数多くある。有名なところでは、男性器を模した神輿を担ぐ金山神社(神奈川県川崎市)の「かなまら祭り」、田縣神社(愛知県小牧市)の「豊年祭」、新潟県長岡市の「ほだれ祭り」などがある。
こうした男性器崇拝は西洋でも見られ、古代ローマ時代に使われた魔除けの一種である「チンチンナブルム」は勃起した男性器を象ったもので、お守りとしてドアに掛けられていたという。
そうした中、この度スペインで500年前の「石製の男性器(15.24cm)」が発掘されたのだが、これの用途を巡って恐ろしい説が飛び出しているという。
リア・デ・ビーゴにある町メイラの塔で、約500年前のものと思われる謎の男性器が掘り起こされた。その使用目的について諸説あったが、研究者らは予想以上に残虐なものである可能性を指摘している。
14世紀に起こった反乱において、武器を研ぐ砥石として使われた可能性があることが判明したというのだ。
通常、こうした男性器のシンボルは幸運をもたらし、悪霊を追い払うためのものであった。古代作家プリニウスが証言しているように、赤ん坊や兵士でさえも、神の保護を得るためにこのようなお守りを身に着けていた。そのため、「Arbore Arqueoloxía」の広報担当者は、「この種の表現は、最も古い先史時代にはすでに見られますが、中世の文脈では一般的ではありません」と述べている。
メイラの塔は、15世紀半ばに市民が支配階級に反旗を翻した際に、一部が破壊されたが、そのときにこの男性器を象った砥石が使用されたという。材料や使用痕跡を分析したことで、砥石として使われていたと考えるのが妥当な結論だと至ったそうだ。男性器が選ばれたのは、男らしさ、暴力、武器の象徴的な関連性を具体化したためだという。
象徴とはいえ、男性器に刃を当てるというイメージは男性諸氏の股間を縮み上がらせそうだが、中世の価値観は現代人からは計り知れない。あるいは中世の男たちのナニは刃をものともしないほどギンギンのガッチガッチだったのだろうか。謎は深まるばかりだ。
参考:「Daily Mail」「Arbore Arqueoloxía S. Coop. Galega」ほか
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