UFOは韓国に隠されている!? 「移動不可能な巨大UFOを米政府が隠蔽」ジャーナリストが暴露

 地球上で墜落したUFOが秘密裏に回収されてどこかで保管されているのだろうか。ある専門家によれば、一部のUFO(※1)は大きすぎて回収しようにも不可能であるケースもあるという。その場合、当局はUFOを覆うようにして施設を建設して隠蔽を図ってるというのだ――。

“巨大UFO”が隠されている施設がある?

 実名と“顔出し”でUFOの内部告発を行った元米空軍将校、デイヴィッド・グルシュ氏の“爆弾発言”に関わった調査ジャーナリスト、ロス・クルサート氏が、先日、「Project Unity」のジェイ・アンダーソン氏のインタビューに応じた。

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ロス・クルサート氏 画像は「YouTube」より

 話の中でクルサート氏は昨年7月に発足したAARO(全領域異常解決局)が個人やグループ、あるいは民間企業が保有しているUAP/UFOやその一部、あるいは地球外由来の物体や技術などを利用できる法整備を進めていることに触れ、しかし世界には回収しようにも大きすぎたり重すぎたりして動かせないUAP/UFOもあることを示唆している。

 そしてクルサート氏は(アメリカ以外の)外国でこのような巨大な物体の上に建設された建物の存在について言及している。そしてその場合、当局は巨大なUFOを覆うようにして建物を建設し隠蔽を図っているというのである。

「それが秘密として保たれているのは本当にひどいことであり、本当に興味深いことです。非常に大きな物体があると想像してみてください。…(中略)…このようなオブジェクトのセキュリティと管理は何十年にもわたって継続されます。誰がその費用を払ったのですか? どのようなプログラムがその費用を支払ったのでしょうか? それは納税者に開示されましたか? もし議会が調査を始めれば、これは本当に楽しい調査になるでしょう」(クルサート氏)

 UFOコミュニティ内では、この隠蔽された“巨大なUFO” の存在についての憶測が飛び交っている。軍事系メディア「The War Zone」のライター兼編集長であるタイラー・ロゴウェイ氏によると、UFOコミュニティの一部のメンバーは、韓国のソウル近郊にある韓国軍の軍事施設に謎の“巨大UFO”が秘匿されている可能性があると確信しているという。

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「Howandwhys」の記事より

 山の頂上にある直径80メートルの大きな円形の建造物は確かに興味深いが、“休戦中”の韓国の文脈では巨大なUFOを隠す以上に非常に意味があるということだ。

 この軍事施設のある場所は、ソウルから南へ約20kmの安養(アニャン)市にある高台で、座標は「37°24’49” N 126°55’42” E」である。周囲には仏教寺院などがある自然が残されたエリアだ。はたしてこの施設に“巨大UFO”が眠っているのだろうか。

軍事的に好立地にある疑惑の円形施設

 ロゴウェイ氏は自身のツイッターでこの施設のGoogleマップの航空写真を紹介して解説している。ロゴウェイ氏が問題の構造物の衛星写真を初めて見て、3つのポイントが目についたということだ。

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「Googleマップ」より

1.全方向に見晴らしが良好な場所であり、場所、構造物のデザイン、建てられた山を考慮すると特注で建てられた施設であると考えられる。

2.円形施設の中央に配置されたものは航空機のナビゲーションに使用される一般的なVORTAC(超短波全方向式無線標識)であり、この地域で運航される航空交通にとって重要な役割を果たしている。

3.この構造の上部領域が広く周囲に死角のない安全を提供しているということだ。

 ロゴウェイ氏によれば、危機の際にはこの大きな平らな構造物は防空システムにとって理想的な場所となり、センサーシステムおよび地対空ミサイルを配置するために活用されるという。遮るもののない見晴らしは常に可能性のある敵の攻撃からソウルを守るための鍵となり、大型の設備や人員を移動させるためのヘリコプターへのアクセスも容易になる。

 この施設はそのような不測の事態に対応するように設計されているようで、必要に応じて治安部隊の増援が可能であるということだ。したがってこの場所は韓国最大の都市・ソウルの上空を守るのに最適な場所であるという。

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画像は「Getty Images」より

 そして着陸して放棄されたにせよ、誤って墜落したにせよ、このような場所はUFOにとっても目的地になりやすいということになるのだろうか。

 はたしてこの円形の施設の下には動かせないほど巨大なUFOが鎮座しているのか。そしてこの施設で地球外由来のテクノロジーが活用されているのだろうか。さらにはここ以外にも“巨大UFO”が隠蔽されている場所がまだまだ数多くあるのか。UAP/UFOにまつわる情報開示が進む中、こうした謎が明らかにされる日は案外近いのかもしれない。

(※1) UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)は、説明のつかない航空現象をすべて含むが、現在は「宇宙人の乗り物」という意味で用いられることが多い。そのため、現在アメリカ軍では「宇宙人の乗り物」という意味合いが強くなったUFOに替えて、説明のつかない航空現象に対し、「UAP(Unidentified Aerial Phenomena:未確認航空現象)」という呼称を採用している。

参考:「Howandwhys」ほか

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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