宇宙人の遺体がある可能性が高い3つの場所とは? エリア51ではない!?

 墜落したUFOに乗っていた宇宙人の遺体はどこに保管されているのか――。それは必ずしも“エリア51”だけではないという。

エイリアンの遺体はどこに保管されているのか?

 元米空軍将校のデビッド・グルシュ氏がアメリカ当局はUFOの事故機と宇宙人の遺体を回収して分析していることを違法に隠蔽してるという発言が物議を呼んでいるが、では宇宙人の遺体はどこに保管されいるのだろうか。

 この疑問を聞いてほとんどの人は“疑惑の宝庫”である「エリア51」を思い浮かべるだろう。あるいはオハイオ州デイトンにあるライト・パターソン空軍基地にある地下施設「ブルールーム(The Blue Room)」についての疑惑も知られている。

 しかし実はこのほかにも有力な極秘施設はある。超常現象研究家のニック・レッドファーン氏によれば、まず疑うべきはユタ州にある米陸軍の施設「ダグウェイ実験場」であるという。

宇宙人の遺体がある可能性が高い3つの場所とは? エリア51ではない!?の画像1
画像は「Pixabay」より

 1960年代から1970年代の7年間、オハイオ州デイトンのライト パターソン空軍基地航空資材司令部(AMC)で外国技術部門(FTD)の主任を務めたジョージ・ワインブレナー氏はかつて何度か「ユタ州には5人の宇宙人がいる」という発言を行っている。

 また施設の研究員であったトニー・ブラガリア氏はダグウェイ実験場はすべての司令官および軍人にとって、生物学的物質の問題に関する情報の中心的な情報源として60年以上にわたって機能しており、グレートソルトレイク砂漠内にある物理的にも隔離された最も機密性の高い施設の1つであるという。したがって“宇宙人の収容”に適しており、実際にエキゾチックな生物関連物質の収容、保管、保存のために設計された先進的な施設であるということだ。

“英国版ロズウェル事件”で宇宙人の遺体が回収された

 話をイギリスに移せば、あの悪名高い「ポートンダウン」もまたエイリアンの遺体を収容している可能性が大いにあるという。

 ウィルトシャー州にあるポートンダウン(Porton Down)にはイギリスの政府機関の2つの施設があり、1950年代から1960年代にかけて極秘の人体実験が行われていたことがかつて「BBC」によって暴露されている。被験者の軍人の死亡事故も起こっているのだ。

 そして“英国版ロズウェル事件”にもここポートンダウンは深く関係しているという。

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画像は「Pixabay」より

 1974年1月23日の夜、ウェールズのバーウィン山脈で航空機が墜落したような地響きがしてマグニチュード3.5の地震が観測された。多くの地元住民が赤やオレンジに光る丸い大きな物体が墜落したのを撃している。

 ジェームズ・プレスコット氏(仮名)という当時のイギリス陸軍の軍人はこの時、墜落現場での作業を命じられたことを匿名を条件にUFOコミュニティに話している。

 プレスコット氏によれば1月18日の時点ですでに現場周辺には大規模な軍事演習の準備が行われており、プレスコット氏が所属する部隊も参加していた。

 1月20日を過ぎた時点でプレスコット氏を含む4人はウェールズの小さな村、ランゼルベルに行くよう命じられたのだが、到着した現地では思いがけず多くの兵員が演習の準備をしていたという。航空機や車両も数多く集結していたのだ。

 現地で数日が経ったある日、プレスコット氏と同僚は命令を受けて大きな木製の箱をトラックの荷台に積み込み、その箱をポートンダウンに運ぶように命じられたのだった。その際に上官から箱は絶対に開けてはならないと念を押されたという。

 ポートンダウンに到着したプレスコット氏らは、厳重な警備のためか一緒に施設内へと入らなければならなかった。

 施設の一室に箱を運び込んだプレスコット氏らが立ち合い、施設の職員は箱を開けたのだった。箱の中には防護服に包まれた2体のエイリアンの遺体が横たわっていた。ひと目見てすぐに遺体はこの世のものではないことがわかったという。

「この日私が箱の中で見たものは、私の人生の概念全体を変えました」とプレスコット氏は振り返っている。“英国版ロズウェル事件”で回収されたエイリアンの遺体は今もポートンダウンに保管されいるのだろうか。

KGBがエイリアンの遺体を解剖していた!?

 ロシア人が地球外のテクノロジーを持ち、エイリアンの遺体を保管しているという噂もある。

 1998年にリークしたと言われるKGBによる宇宙人解剖映像は、1969年3月にスヴェルドロフスキーで起こったUFO墜落事件で回収された宇宙人の遺体を解剖したものであるといわれている。

 しかしすべてはゲームであったといわれている。冷戦中のソ連はアメリカ政府にショックを与えるために、死んだ宇宙人の模型を作り、それを乗せたUFOを墜落させて事件をでっちあげたのだという解釈が主流となっているようだ。

 このドキュメンタリー映像は、確かに製作には多大な労力が費やされ、決して素人の手による中途半端な作業ではなさそうである。映像は粗く、古く見え、何者かが手持ちカメラで撮影したものだ。

 映像の冒頭に軍服の分厚いコートと帽子をかぶった15人から20人ほどの男たちが写っている。彼らは全員武装しており、樹木が生い茂った凍りつくような場所で地面に激突したように見える小さな円盤型の機体を見守っている。円盤型の機体の半分ほどが地面から斜めに突き出ている。

 場所はロシアのスヴェルドロフスキーだと説明され、現場の木々はほとんど葉を落としており、事件が極寒の天候の中で起こったことを示している。推論されるストーリーはUFOが地面に衝突した直後にまず部隊が駆けつけ、その後に撮影したようである。

宇宙人の遺体がある可能性が高い3つの場所とは? エリア51ではない!?の画像3
画像は「Pixabay」より

 今日に至るまでこの映像がどこからリークされたのかは謎のままだ。一説によれば崩壊間近のソ連の堕落したKGB職員が大金と引き換えに持ち出したものともいわれている。

 宇宙人の遺体はどこに保管されているのか、いくつかの候補地があがっているのだが、疑われる場所は本当の保管場所を秘匿するためのディスインフォメーションである可能性もあるだろう。関連する情報について今後も慎重に検証を重ねていかなければならない。

参考:「Mysterious Universe」ほか

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文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
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