月面に「人面岩」が写り込んでいた!? 「火星と月に同種の宇宙人が存在」研究家

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火星の人面岩(画像は「Wikipedia」より)

 1976年、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査機「バイキング1号」が火星のシドニア地域で奇妙な物体を撮影した。それが後に「火星の人面岩」と呼ばれる、巨大な顔面のように見える地形だ。NASAは自然の地形がたまたま光の加減で顔のように見えただけだと主張したが、一部の研究者らはコンピュータ解析から眼球と歯のある人の顔だという説を掲げている。

 火星の人面岩の正体はいまも決着がついていないが、そうした中、今度は月の人面岩が発見されたという驚きの情報が舞い込んできた。

 発見者は世界的UFO研究家のスコット・ウェアリング氏。米アリゾナ州立大学が公開している月面3Dマップ「LROC Quickmap」上で顔のようなものを発見したという。

「顔は、それを作った宇宙人について多くのことを教えてくれます。確かにカウンセリングの修士号を持つ私は、それが錯覚ではないことを知っています。古代の遺物を写真で探したことのない素人には何も見えないかもしれません。こうした発見には時間と献身と忍耐が必要です。」(ウェアリング氏)

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月の人面岩(画像は「LROC Quickmap」より)

 視界に入ったビジュアルにパターンを見いだして、本来そこに存在しないにもかかわらず積極的に“誤解”する「パレイドリア」という心理現象がある。火星の人面岩もパレイドリアにより顔のように見えるだけだと言われ続けているが、今回の月の人面岩に関して、ウェアリング氏はそうした心理的誤認ではないと明言している。

「この顔は火星の有名な顔と同じ種によって作られた。同じ種、同じ特徴。まったく同じだ。古代の宇宙人がかつて我々の月と火星に同時に存在していたことを100%証明している。」(同)

 火星の人面岩と月の人面岩に共通点が多いため、ウェアリング氏は火星と月に同じ種の古代宇宙人がいたと推測している。

 火星の人面岩は1996年に「マーズ・グローバル・サーベイヤー」、2006年に「マーズ・エクスプレス」が撮影した画像には写らなかった。これをNASAによる隠蔽だと考える人もいるが、今回の月の画像は少々不鮮明であり、即座に人工的に建造されたと断言するのは難しそうだ。今後、同地域で撮影された複数の画像を比較する作業が必須だろう。

参考:「UFO Sightings Daily」「LROC Quickmap

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文=S・マスカラス(TOCANA編集部)

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