海底に眠るエイリアン技術!?謎の金属球「IM1」は星間からの使者か、ハーバード大教授が衝撃提言!

イメージ画像 Created with AI image generation (OpenAI)

 海底から回収された謎の金属球は未知のエイリアン技術の手によるものなのか――。一部の科学者はエイリアンの痕跡を海中で探しはじめている。

■「IM1」が星間起源の人工物質である可能性

 地球にエイリアンの技術が存在するという話はSFの世界の話のようにも聞こえるが、一部の科学者たちは実際の調査、物的証拠、そして査読済み研究論文を用いて、地球の海でエイリアンの技術を発見しようとしている。

 2023年、パプアニューギニア北岸沖で、ハーバード大学の天体物理学者アヴィ・ローブ氏率いる研究チームが、2014年1月8日に太平洋に落下した太陽系外由来の小さな金属球を回収した。

 合計で700個ほど回収された「IM1」と命名されたこの微小な金属球状物は、鉄、マグネシウム、ニッケルが高濃度で含まれており、ベリリウム、ランタン、ウランなどの微量元素も含まれていた。ローブ氏によると、その組成は既知の隕石のいずれにも一致せず、典型的な産業廃棄物の特徴もないものである。中には異常に硬く、耐腐食性が高い個体もあった。また高エネルギー環境から急速に冷却されたことを示唆する微細構造もあった。

画像は「Curiosmos」より

 ローブ氏はこの破片は既知の地球や隕石のサンプルとは異なるものであることから、人工物である可能性があり、星間起源の人工物質である可能性もあると述べている。

 ローブ氏と同僚たちは、地球の海で地球外の技術を探すことは、突飛なアイデアではなく、珍しい物質を真剣に扱うための科学的取り組みだと主張し、さらに高度な探査計画を検討中だ。

 科学者たちが地球の海で地球外生命体の技術を探しているのはこの「IM1」だけが理由ではない。海自体が地球外の存在にとって身を潜めるのにきわめて適しているためでもある。深海は冷たく、暗く、ほとんどが人跡未踏のエリアであり、海底の80%以上は高解像度の地図が作成されたことがなく、その多くは衛星やソナーでは観測できない。

 水は熱を遮断し、さまざまな放射線を遮断し、光を吸収することから、地球を静かに観測したい知性体にとって、深海は活動拠点、あるいは潜伏場所として理にかなった場所となっているといえる。はたして海中にエイリアンが身を潜めているのだろうか。

 未確認潜水物体(USO)の報告は数十年前にさかのぼり、冷戦期の潜水艦乗組員は、既知の潜水艇の速度をはるかに超える速度で移動するソナー探知機の音を報告している。少なくない航空機パイロットは海中に突入していく飛行物体を見たと報告しており、2019年には米海軍艦「USSオマハ」から撮影された映像には、サンディエゴ西方の海域で謎の球状の物体が空から海中へ沈む様子が映っている。

 地球の海で地球外の技術を探すということは、我々がこれまで見過ごしてきた場所、見逃したかもしれないシグナル、そしてすでに存在しているかもしれない物体を調査することでもある。

 地球外文明の探索では宇宙ではなく海の中を探した方が発見の可能性が高いのだろうか。未だ見ぬ海の底から驚くべき発見が届けられることを期待したい。

参考:「Curiosmos」ほか

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文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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