エリア51近郊で謎の墜落事故発生 ― 現場に残された“偽の証拠”、FBIの捜査開始で深まる疑惑

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 UFOや宇宙人の噂が絶えない、米軍のトップシークレット基地「エリア51」。その目と鼻の先で、謎の航空機が墜落した。しかし、この事故は単なる墜落では終わらなかった。軍が現場を片付けた後、何者かによって“偽の証拠”が置かれ、ついにはFBIが捜査に乗り出すという、前代未聞の事態に発展しているのだ。この不可解な事件は、エリア51をめぐる陰謀論に、新たな火をつけた。

墜落、飛行禁止、そして“偽の証拠”―不可解すぎる事件の経緯

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画像は「Daily Mail Online」より

 事件が起きたのは9月23日。エリア51の制限区域からわずか19kmの砂漠地帯に、所属不明の航空機が墜落した。米空軍は、この機体が近隣のクリーチ空軍基地に所属する第432航空団のものであると発表したが、その直後、連邦航空局(FAA)は事故現場周辺に1週間の飛行禁止区域を設定。その理由は「国家安全保障上のため」とだけ記され、詳細は一切明かされなかった。

 そして、事態はさらに奇妙な方向へ展開する。10月3日、軍が残骸をすべて回収し終えたはずの現場で、調査官は信じがたいものを発見したのだ。それは、「不活性の訓練用爆弾」と、「所属不明の航空機の破片」。空軍は、何者かが軍の撤収後、意図的に現場を改ざんし、これらの物体を置いたと見ており、ついにFBIの介入を要請するに至った。

墜落したのは“ただのドローン”ではなかった?

 空軍が所属を示唆したクリーチ空軍基地は、主にMQ-9リーパーといった武装ドローンや、RQ-170センチネルといったステルス偵察機を運用している。特にリーパーは過去にも墜落事故を起こしており、今回の事故もその一つだと考えるのが自然だ。

 しかし、SNS上の陰謀論者やUFO研究家たちは、この公式見解に真っ向から異を唱える。彼らが指摘するのは、当局の対応の異常さだ。

 まず、通常のドローン墜落事故で、1週間もの間、広範囲にわたって飛行禁止令が出されることは極めて異例である。さらに、FBIが介入し、「偽の証拠が置かれた」と公式に発表することも前代未聞だ。これらの事実から、彼らは「墜落したのは、とても公にできないような、極秘の実験機だったのではないか」と推測している。

エリア51の闇―消された“本当の証拠”

 長年エリア51を研究してきたイョルグ・アルヌ氏は、事故の4日後に現場を訪れたが、そこには軍用車両のものと思われる無数のタイヤ痕が残されているだけで、墜落の痕跡は完全に消し去られていたという。「彼らは地面を徹底的に掘り返した。衝撃の跡を見つけることさえ不可能だ」と彼は語る。

 一体、あの日、エリア51の空で何が起きたのか。墜落したのは本当にただのドローンだったのか。そして、誰が、何のために、現場に“偽の証拠”を仕掛けたのか。FBIが捜査を開始した今、事件は新たな局面を迎えている。しかし、この事件の真相が、エリア51を取り巻く分厚い秘密のベールを突き破って、白日の下に晒される日は、おそらく永遠に来ないだろう。

参考:Daily Mail Online、ほか

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