チリの秘境に「悪魔の顔」が出現!? Googleマップが捉えた左右対称の異形… UNESCO保護区に潜む“地獄の門”の正体とは

チリ南部に位置するアルベルト・デ・アゴスティーニ国立公園。人間を拒絶するかのような険しい山々が連なるこの地に、突如として「悪魔の顔」が浮上したという。
しかし、そこはUNESCOの生物圏保護区にも指定されている、手つかずの原生地域なのである。
孤絶した大地に刻まれた「左右対称の異形」
問題の場所は、チリでも最も孤立し、人口が少ない地域の一つだ。衛星写真を見ると、茶褐色の山肌に、驚くほど左右対称な「顔」がはっきりと浮かび上がっている。
深く落ち窪んだような眼窩、鋭い鼻筋、そして何かを叫んでいるようにも見える口元……。その風貌は、悪魔か、あるいは巨大な髑髏(どくろ)のようにも見える。一歩引いて見てみると、あまりの対称性の良さに、自然が偶然作り出したものとは信じがたい「意志」のようなものすら感じてしまう。
この発見は瞬く間にX(旧Twitter)やRedditで拡散され、オカルトファンの間では「地獄への門がついに開いた」「古代エイリアンの基地ではないか」といった過激な説が飛び交っている。確かに、これほど不気味な造形が人の立ち入らぬ秘境にあるとなれば、想像力が暴走してしまうのも無理はない。

「パレイドリア」か、それともデジタルのバグか?
もちろん、科学的な視点を持つ人々は冷静だ。専門家によれば、これは「パレイドリア現象」の典型例だという。パレイドリアとは、雲の形が動物に見えたり、壁のシミが顔に見えたりするように、脳がランダムな形状の中に既知のパターンを見出してしまう心理現象のことだ。
また、技術的な側面からの指摘もある。Googleマップなどの衛星画像は、特に雲の多い遠隔地では、複数の画像を繋ぎ合わせたり、不足しているデータを周辺のピクセルから補完(サンプリング)して作成される。この「画像スティッチング」の過程で、稀に地形が引き伸ばされたり反転したりして、不自然なほど左右対称なパターンが生まれてしまうことがあるのだ。
実際にマップ上で視点を動かすと、この「顔」は歪んで消えてしまう。つまり、特定の角度から見たときだけに出現する「デジタルの蜃気楼」というわけだ。……と、理論的には説明がつくのだが、それでもなお「なぜ、あんな禍々しい形に補完されたのか?」という疑問は残る。
荒ぶる自然が描く「地球の自画像」
アルベルト・デ・アゴスティーニ国立公園は、巨大な氷河や切り立った山々、そして激しい気象条件で知られる過酷な場所だ。かつてこの地を調査した冒険家デ・アゴスティーニの名を冠したこの公園は、 ミナミオットセイやゾウアザラシがひっそりと暮らす、まさに地球の最果てである。
人工物など一つも存在しないはずの峻険な山塊に、これほど鮮明な「顔」が現れる。それは、光と影、そして現代の衛星技術が偶然に生み出した「自然の悪戯」に過ぎないのかもしれない。
過去にもGoogleマップ上では、カナダの「バッドランズ・ガーディアン(イヤホンをしたインディアンの横顔のような地形)」など、驚くべき顔状の地形が発見されてきた。今回のチリの事例も、そのリストに新たな、そして最も「邪悪な」ページを加えることになるだろう。

科学的な説明を聞いて納得しつつも、心のどこかで「もしこれが、地球が我々に向けた何らかのサインだとしたら……」などと考えてしまうのが人間の性だ。この悪魔の顔が、単なるピクセルのエラーなのか、あるいは荒ぶる自然の化身なのか。真実を知っているのは、誰もいない冷たい風が吹き荒れるチリの山々だけなのかもしれない。
参考:Misterios do Mundo、ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊チリの秘境に「悪魔の顔」が出現!? Googleマップが捉えた左右対称の異形… UNESCO保護区に潜む“地獄の門”の正体とはのページです。悪魔、チリ、秘境、Googleマップ、地獄の門などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
