戦闘機を追い抜き、一瞬で消え去る火の玉! 第二次世界大戦のパイロットを震え上がらせた謎の飛行物体「フー・ファイター」とは

空に突然現れる発光する飛行物体の正体は――。第二次世界大戦中に連合軍のパイロットたちが飛行中に目撃した“フー・ファイター”とは何だったのか。
■謎の発光飛行物体“フー・ファイター”とは
第二次世界大戦中、夜間に飛行していた戦闘機パイロットたちは、飛行機の後方からやって来る不気味な火の玉に追い抜かれ、その後に跡形もなく消えていくのを目撃していた。それらは当時の人気漫画にちなんで「フー・ファイター(Foo Fighters)」と呼ばれるようになり、その後も目撃報告が相次いだ。
フー・ファイターは突如として出現し、物理法則に反した挙動を見せ、機銃のダメージを受けず、突然に消え去ることから有効な説明が見つからず今も謎のままである。
1944年11月、米陸軍第415飛行隊のエド・シュルーター中尉とフレッド・リングワルド中尉、ドナルド・J・マイヤーズ中尉の3人はイギリス製戦闘爆撃機「ブリストル・ボーファイター」で出撃し、フランスのストラスブール上空を夜間飛行していたところ、遠くに奇妙なオレンジ色の光に気付いた。
8個から10個の火球のように見えるものが航空機に向かって急降下した後、火球の光は一瞬消えたように見えたが、さらに少し遠くで再び点火し、滑空して消えていったのだ。
その後も第415飛行隊の乗組員たちから夜間飛行中に光るUFOの目撃証言が報告されるようになった。
ある日、乗組員たちが食事で一堂に会した際、誰かがその光に名前をつけようと提案し、1930年代後半にアメリカで人気を博したナンセンスな漫画『スモーキー・ストーヴァー(Smokey Stover)』で主人公の消防士が自らを「フー・ファイター(Foo Fighters)」と名乗っていたことにちなんでそう名付けられた。ちなみに「Foo」とははおそらくフランス語で火を意味する「feu」から来ていると考えられている。
正体不明のこれらの飛行物体は何だったのか? フー・ファイターはヨーロッパ戦線と太平洋戦線の両方で目撃されており、特定の地域から発生したものではなかった。また夜間飛行だけでなく、昼間の飛行でも謎の発光飛行物体の目撃が報告されていた。
ある説では、光は照明弾だと考えられたが、照明弾は方向転換も急降下もできないため、辻褄が合わなかった。

飛行爆弾説も検討されたが、フー・ファイターが爆発したという証言は一つもなく、機体から排気炎が見られることもなかった。
航空機を撃墜するための地対空砲火説も有力視されたが、フー・ファイターの挙動は単なる砲火とはまったく異なっていた。
セントエルモの火(St. Elmo’s fire)は、雷雲の近くで強い電場が生じた際、航空機の翼などの尖った物の先端からコロナ放電が起こり、青白く発光する稲妻のような光の現象を指す現象だが、球状になるのはまれであり、離れて独立して飛行することもない。
まったく説明がつかないため、地球外由来の技術に起因する現象だとする説も流れはじめた。
噂は戦後も続いた。1947年6月、民間パイロットのケネス・アーノルドが米ワシントン州のレーニア山上空で高速で飛行するフー・ファイターに遭遇した後、彼は記者たちに、それらは「水面を跳ねた円盤のように」不規則に飛んでいたと語った。これは誤って報道され「空飛ぶ円盤」が未確認飛行物体(UFO)の一般的イメージとなるきっかけとなったといわれている。
その同年7月、ニューメキシコ州ロズウェルで気球が墜落し、センセーショナルな見出しが世間を騒がせ、物体は宇宙人が操縦していたという噂が流れた史上最大のUFO事件「ロズウェル事件」が起きている。
突然現れて重力に逆らい自由自在な動きで飛行し、その後視界から消えるフー・ファイターを説明する有力な証拠が得られるまでは、我々の理解を超えているからこその漠然とした興味と不安が今も夜空に漂い続けている。
参考:「Popular Mechanics」ほか
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2024.10.02 20:00心霊戦闘機を追い抜き、一瞬で消え去る火の玉! 第二次世界大戦のパイロットを震え上がらせた謎の飛行物体「フー・ファイター」とはのページです。UFO、第二次世界大戦、UAP、フーファイターなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで


