わずか44秒で決着! 初の「人間vsロボット」MMA戦が公開、相手はターミネーター顔のヒューマノイド

厚いパッドで全身を固めた男が、キック一発でリングの端まで一直線に吹き飛んだ。蹴り飛ばしたのは人間ではない。身長約183センチのヒューマノイドロボットである。
2026年9月21日、ロボット格闘興行を手掛ける企業REKが「人類初の人間対ロボットによるMMA(総合格闘技)戦」と銘打った映像を公開した。試合時間はわずか44秒。
だが、この短い映像はすでに「本当に本物の試合なのか」という議論を巻き起こしている。
44秒間、一方的に蹴られ続けた男
リングに上がったのは、フランキー・ラペーナ氏(28歳)。TikTokを中心に活動するインフルエンサーで、コメディアン的な立ち位置で知られる人物だ。
舞台はビニールで内張りされたオクタゴン(八角形のリング)。対戦相手は身長約183センチ(6フィート)のヒューマノイドロボットで、その頭部には映画『ターミネーター』に登場する機械の顔を思わせる、あからさまに威圧的なデザインが施されていた。
試合が始まると、分厚いパッドで身を固めたラペーナ氏は打撃を試みる。しかし有効打はほとんど当たらない。
逆にロボットは、胸部と腹部へのキックを淡々と、そして繰り返し叩き込んでいく。人間の攻撃はまるで意に介していないかのような動きだった。
そして最後の一発。ラペーナ氏の身体はリングの向こう側まで吹き飛ばされ、人類とロボットの初戦はあっけなく幕を閉じた。
ロボット同士の「地下闘技場」から始まった興行
REKにとって、ロボットを戦わせること自体は初めての試みではない。同社はサンフランシスコで、ヒューマノイドロボット同士を戦わせるアンダーグラウンドのファイトクラブを運営していたとされている。
ロボット対ロボットの試合はすでにケージファイト形式、キックボクシング形式などで何度も行われてきた。金属の塊が金属の塊を殴り合う映像は、SNS上で一定の人気を獲得している。
だが、そこに生身の人間を放り込むとなれば話は別だ。今回の映像がこれほど拡散した理由は、まさにその一線を越えた(ように見える)点にある。
本物か、それとも壮大な演出か
もっとも、この試合をそのまま額面通り受け取ってよいのかについては、懐疑的な声も少なくない。
まず指摘されているのは、ラペーナ氏のパンチが明らかに手加減されているように見えること。そして、敗北そのものが台本通りだった可能性だ。
SNS上でも「これは単なるデモンストレーションなのか、それともロボットは本当に人間を5メートルも吹き飛ばしたのか」という趣旨の疑問が投げかけられている。
ラペーナ氏が、自ら危険な状況に飛び込んでみせる芸風で知られる人物であることも、この見方を後押ししている。派手にやられてみせること自体が「仕事」である可能性は、確かに否定できない。
一方で、興行側がロボットの出力をどこまで解放していたのかも明らかにされていない。実力を出し切っていなかったのか、それとも出し切った結果があの44秒だったのか。判断材料は現時点では映像しかない。
我々はもう「演出か本物か」を見分けられない
演出だったとしても、この映像には妙な後味が残る。
かつてロボットが人間を殴り飛ばす光景は、SF映画の中だけのものだった。それが今や、実在する企業が実在するリングで興行として成立させ、我々はその映像を見て「やらせか、本物か」を真剣に議論しなければ判別できない段階にまで来ている。
その事実だけは、どうやら演出ではなさそうだ。次の対戦カードでラペーナ氏が本気のパンチを繰り出したとき、ロボットが同じように蹴り返してこないという保証は、どこにもない。
参考:Futurism、ほか
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2024.10.02 20:00心霊わずか44秒で決着! 初の「人間vsロボット」MMA戦が公開、相手はターミネーター顔のヒューマノイドのページです。格闘技、ロボットなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで