古代の巨大爬虫類型モンスターの頭がシベリアの川で発見される?1億5,000万年前の恐竜か?
露メディア「The Siberian Times」が伝えたところによると、ロシア北西部のシベリア・ヤマル半島を流れるルタ・ル川で、約1億5,000万年前のものと思われる恐竜の、もしくは巨大爬虫類の化石を現地の釣り団体が発見したという。
■川の浅瀬に恐竜の化石が!?
化石を発見した釣り団体は、川をボートで下っていた時、偶然ボートの底が何かにぶつかり跳ね上がったことでこの奇妙な頭を発見、すぐさま写真を撮ったという。
その後、写真をモスクワの科学者に送り、約1億5,000万年前のメソサウルス(トカゲに似た爬虫類の姉妹群)ではないか? という回答を得たものの、よくよく調べると、発見場所のヤマル半島では、それまでメソサウルスの存在は確認されておらず、さらにメソサウルスは2億9,900万年前~2億7,000万年前に生息していたという説が有力であることから、時代が一致しないことがわかった。
■かつてここに恐竜が存在したのか!?
では一体これは何なのだろうか?
動物学の専門家であるOavel Kosintsev氏は、送られてきた写真を見て「恐竜の頭に似ており、とても驚いた。古代の巨大爬虫類だと断定するには時期尚早で、詳しい調査が必要だが、写真を見る限りは、大きな頭部と鋭い歯を持った恐竜が存在したのではないかと考えられる」と語っている。
しかし、川の真ん中にありながら傷つきもせずに良い状態を保っていた今回のこの化石(?)を多くの専門家は懐疑的に見ており、単なるイタズラの可能性も否めないとしているが、仮にそうであるとしても、一体誰が何のために置いたのかという謎が残る。
もっともここはロシア。巨石群からイエティ(雪男)、UFO、隕石、なんでもござれの土地柄。疑わしいものも多々あるが、まだ解明されてないものや人智を超えたもの、説明のつかないものが存在するのもまた事実である。今回の化石(?)も続報を待とうではないか。
参考:「The Siberian Times」、「Daily Mail」ほか
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