>  >  > 拒食症は感染症だった! 原因はバクテリア

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • コメント0

 拒食症患者の10パーセントは10年以内に死亡しているというデータをご存じだろうか? 有名人では、1970年代に活躍した兄妹ポップス・デュオ、カーペンターズのカレンが拒食症によって命を落としているが、最近ではレディー・ガガもかつて拒食症だったことを公にした。フランスでは昨年、体格指数BMIが18未満のモデルの雇用、体型を修整した画像を掲載することに対して罰則が定められた。拒食症は今や重大な社会問題なのである。


■拒食症の原因は?

 現在、英国では75万人もの女性が拒食症にかかっている。拒食症の要因は心理的、社会的、そして環境によるものと言われてきた。しかし最近の「Daily Mail」紙の記事によれば、拒食症の真の原因は“バクテリア”であるというのだ。

anorexiabacteria1.JPG
28歳で亡くなった「痩せすぎモデル」イザベル・カロさん 画像は「Wikipedia」より

 今まで拒食症は心理的、環境的な要因が大きいとされていた。しかしランカスター大学とモアカム湾NHSトラスト病院の専門家によって導き出された説は初めて、拒食症と感染症を結び付けるものだ。

 拒食症の研究家であるランカスター大学のヴェッセル博士は、拒食症の症状は身体がある特定の細菌に接し、免疫反応が細菌と闘った後に起きていると説明する。そしてその免疫反応が誤って脳などの健康な部分に攻撃を始める。脳の大脳辺縁系に介在する自己抗体は、極端な嫌悪感や恐怖などの感情を引き起こす作用があると博士は説明する。

 そしてその免疫反応によって大脳で引き起こされた嫌悪感や恐怖が、思春期の少女の持つ「自分があるべき理想の体型とサイズ」と結び付くという。若い女性の憧れるファッション・モデルは「痩せていること=良いこと」というメッセージを発信しているので、若い女性が食べ物や肥満に嫌悪感を持つようになるのは容易だとも言う。博士は、「我々は特定のバクテリアが、拒食症の引き金を作動させていると考えています。それは微生物のようなもので、脳内で人間の感情に影響しうるものです」と言う。

 研究者たちはこの理論の裏付けとして、女性はより自己免疫疾患にかかりやすいこと、そして女性が拒食症、過敏性腸症候群と慢性疲労症候群にかかる確率が男性の約10倍にも上ることを示す。

コメントする

お名前
コメント
画像認証
※名前は空欄でもコメントできます。
※誹謗中傷、プライバシー侵害などの違法性の高いコメントは予告なしに削除・非表示にする場合がございます。