英高級紙で専門家断言「20年以内に、数千万人の人類がスペースコロニーで暮らし始める→長寿で高身長に」
先月、アラブ首長国連邦が火星移住計画を発表し、人々の度肝を抜いたが、この度さらに驚愕の移住計画の存在が明らかになった。なんと、英宇宙研究機関が「超巨大スペースコロニー」の製作を計画しているというのだ!
■1000万人収容の「巨大スペースコロニー」実現へ
英高級紙「The Independent」(3月10日付)によると、SF作家アーサー・C・クラークが会長を務めたこともある「英国惑星間協会(BIS)」が、20年後の完成を目処に1000万収容のスペースコロニーの製作に乗り出したという。我々が生きている間に宇宙への移住が現実になるかもしれない。
現在計画中のスペースコロニーは「Island 1」と名付けられた、直径4マイル(約6.5km)、長さ20マイル(約32km)もの巨大な円筒形コロニーで、1000万人を収容する予定だという。BIS会長ジェリー・ストーン氏が完成に向け自信をのぞかせている。
「10年後に計画を始めれば、20年後にはスペースコロニーを完成させることができるでしょう。とても素晴らしいことだと思いませんか?」(ストーン氏)
40年前にも物理学者ジェラード・オニール博士がプリンストン大学の学生とともにスペースコロニー計画を立てたが、実現には至らなかった。そこでストーン氏は当時の研究成果を引き継ぎ、実現を目指すということだ。コロニーのデザインも当時のアイディアが元になっているという。
「今すぐ実行に移したとしても、1970年代よりは遥かに効率的に実現することができるでしょう。だから、私はこの計画をBISで始めたのです」(同)
コロニー製作の材料は月や地球近傍惑星などから採取する予定とのこと。コロニーを運営するエネルギーは、太陽パネルで採取するそうだ。宇宙空間で得られるエネルギーは、地球上で生成するよりも遥かに効率的だという。
■長寿になり、身体にも変化
ISSに居住する宇宙飛行士は無重力空間に長時間さらされるが、健康面への配慮もありコロニーの住人は人工重力の元で働き、生活するようになるという。ただ、地球と同じ1Gの重力ではなく、0.9Gや0.8Gなど適度に弱い重力のほうがコロニーや住民の体への負担が少ないため望ましいとのことだ。
「コロニーの住人は地球上よりも長生きするでしょう。背も徐々に伸びると思います」(同)
これまでのスペースコロニー計画では、専らコロニー製作の技術面に焦点が当てられていたが、ストーン氏らの研究はより包括的で現実的であるという。
たとえば、「ローサムステッド農業研究所(Rothamsted agricultural research)」と協力し、コロニーでの食糧生産を検討したり、街づくり、住居、オフィス、行政、公園、農業、生態系、さらには政治・法律の制定など、コロニー完成後の生活問題についても順次研究に取り掛かる予定だという。
まったく夢のような話であるが、わずか20年後、我々は宇宙から地球を眺めているかもしれない。今後の研究に大いに期待だ。
(編集部)
参考:「The Independent」、「Daily Mail」、ほか
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