ブラック企業経営者が明かす「社畜化教育」の全貌!! 残酷すぎる洗脳手口とは?
■巧みな心理操作で、社畜誕生!
従業員は“消耗品”だと割り切るあるIT系企業の社長は、徹底して新入社員の存在を無視することも重要だという。
「入社前は、面接時などでは本人の話に合わせて愛想よく振る舞う。で、入社したら、態度を豹変させる。一言も口を利かないとかね。これで新人はまず私のことを怖いと思う」
慣れない職場で緊張状態にある新入社員は「何か自分は悪いことをしたのではないか」と思い始める。さらに、頃合いを見て、社畜の刻印を焼き付ける。「新人が就業時間中に少しでも手持ち無沙汰にしていたら、その場でどやしあげる。そして言う。『お前、会社にどれだけ貢献しているんだよ』と」
そして、最後に、奈落の底につき落とす。期待しているから仕事を任せると新入社員には過分な仕事を振るのだ。新入社員は与えられた仕事でベストを尽くそうと張り切る。しかし、無理に無理を重ねているため、結果的に雑な仕事になってしまう。
その結果を前に上司は「こんな仕事ぶりだと正直給料払えないよ。それにこの仕事、どれだけロスしているんだよ? お前に仕事を振った俺が悪かったにしても酷すぎないか」とキレる。打ちひしがれた新入社員は「会社に損害を与えても、それでも雇ってもらえる」という負い目を負い、無理難題に従うようになるのだ。
新人研修中に辞めたいという社員に対しては中間管理職が甘い言葉や体育会系の規律を設け、「辞める」と言い出しにくい雰囲気を作り、さらに説得にあたる。というのも、中間管理職にとっても管理職研修を兼ねており、新人が辞めることは自らの成績に響くために必死になるというワケだ。「採用にかかったカネ。辞めるなら最低それ以上稼いでから」というのがブラック企業の本音なのだ。
時は4月。おそらく、今年も多くのブラック企業で「新人研修」という名の社畜化教育が行われるはずだ。将来ある若者がその悪辣な「洗脳」に取り込まれることのないよう、祈るばかりである。
★本のデータ
『ブラック企業経営者の本音』(秋山謙一郎著/扶桑社新書)
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