日本人外交官が語ったミャンマーでの怪奇現象!! 恐怖の音は「ナッ」の仕業なのか!?

■やってきた部下は……

 しかし、彼のような外交官ばかりではなかったようだ。あるとき、新しい部下Dが着任し、彼と同じフロアの別の部屋に入居した。部下Dの赴任から数日後、気遣って尋ねてみたという。

A「日本から新しい国へ来て、いろいろ戸惑うことも多いだろうけど、住まいの方はどうだい。何か問題はないかい」

D「特に問題はないです。一つのことを除けば」

まさかと思い、彼は聞き返した。

A「一つのこと、なんだいそれは」

すると返ってきたのは予想通りの答えだった。

D「私は昔から寝つきの良い方なんですが、今の家に移ってからずっと熟睡できないんです」

 外交官Aはこの時の会話を次のように振り返る。

「あの時、前任者との会話を部下に話すことができなかったんです。告げようか迷ったんですが、怖がらせると感じて躊躇してしまった。でも結局、部下は数ヵ月後に別の建物に引越してしまいましたよ」

 いかがだっただろう。「不眠症状」や「謎の音」は、果たしてミャンマーの精霊「ナッ」の仕業だったのだろうか。今回の外交官の体験談以外にも、他にも東南アジア各国に伝わる怪奇現象は枚挙にいとまがない。

 フィリピンの心霊治療、カンボジアのアンコール遺跡にまつわる不思議など、日本で広く知られているものも多いが、インドネシアのバリ島には、独特の魔術が伝わっているし、マレーシアやラオスなどでは、地元民が「ナーガ」(龍のような怪獣を意味する)と呼ぶUMAの存在が囁かれている。第二次世界大戦中、日本人による目撃談もあるほどだ。さらにタイのメコン川では、「ナーガ・ファイヤー・ボール」と呼ばれる、正体不明の火の玉が目撃されるなどしている。

 日本人の旅行先として、常に高い人気を誇る東南アジア。地元住民の間で囁かれる、このような不思議な現象の数々に着目しながら現地を巡ってみるのも、また興味深い旅となるのではないだろうか。

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