これはヒドイ…。NBAトップが黒人差別発言で、オバマ大統領もブチギレ!! アメリカに巣食う人種差別の闇

■奴隷制度時代と変わらない意識

「試合を興行しているのは、自分や他のチームオーナーたちで、選手たちではない」というスターリンの考えに、NBAリーグ内だけでなくアメリカのメディアや、TVタレントの多くも反応した。これは奴隷制度時代の「黒人(奴隷)は白人(所有者)の財産で所有物」という人種差別主義的な考えと完全に一致する。

 テープを聴くと、スターリンの口調は比較的穏やかで、黒人に対する蔑称の使用も控えており、「マイノリティーである黒人やラテン系の人達は素晴らしい」とも口にしているのだが、現代アメリカ社会において一連の発言が到底受け入れられるはずもなく、いたる所から非難の声が噴出。アジアへ歴訪中だったアメリカのオバマ大統領も、マレーシアの首相との共同会見時にこの問題に触れ非難した。さらにClippersや他のチームの選手たちも、ジャージのロゴを隠すなどし、抗議活動に打って出た。

オバマ大統領会見「YouTube」より


■厳しい制裁が待っていた!

 その後、この事態を収拾すべくNBAコミッショナーのアダム・シルバーが会見を開き、スターリンへ250万ドルの罰金とNBAおよびClippersからの永久追放を発表した。さらには他のチームオーナーたちの採決をとり、スターリンがチームを手放すよう強制権を発動するとしている。筆者が知る限り、これはプロスポーツ史上最も重い罰則である。

コミッショナー会見「YouTube」より

 NBAは今年、ゲイであることを公表したジェイソン・コリンズ(Brooklyn Nets所属)を現役選手として受け入れ、マイノリティーへのサポートを表明したところであった。またジャッキー・ロビンソンが初の黒人野球選手としてメジャー・リーグにデビューしてから65 年以上が経ち、時代を逆戻りさせたくないという意識も働いたのであろう。コミッショナーが下した重い決断に多くが賛同し、ツィッターなどのソーシャルメディアで熱く意見が交わされている。

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