そんなバカな…! 不謹慎だが笑ってしまう「葬列の映像」=インドネシア
葬式。それは我々人間が決して避けることの出来ない「死」を弔うために行われる宗教的行為だ。その葬式で万が一こんな事が起こったら!? もしもそれが親族や友人の葬式だったとしたら! と想像するだけでも恐ろしいハプニングを「Mirror」が報じている。
■そんなバカな! ありえない葬列!
動画共有サイトの「LiveLeak」に投稿されたある葬列のビデオに注目が集まっているのだが、繊細な人は気分を害してしまいそうな衝撃の映像である。
何てシュールな映像なのでしょう 動画は「YouTube」より
ビデオは葬列の風景を撮影したものらしく、棺のような物が運ばれて行く様子が伺えるが、その数秒後に突然、遺体が地面に落下してしまう。「Mirror」によると、葬列はインドネシアにある村で行われたものであり、故人を偲ぶ遺族や友人が見送る中、棺の付き添い人達が棺を担いで歩いていた際に棺の底が抜けてしまったのか白い布に包まれた遺体が路上にぽとりと落ちてしまったのだ。
実はこの棺、カンバス地(帆布)で作られた物で遺体を運ぶにはどう考えても強度が足りない。更に驚いたのは遺体が落下したにも関わらず、付添い人たちはその事に気付かないのか何事もなかったかの様に悲鳴が響く中を歩き続けている。その後、2人の男性が遺体の側に立ち、付き添い人たちを呼び戻す姿は何とも言い難い。遺体を棺に戻した後、付き添い人たちや横を通り抜ける通行人たちの顔には笑顔が見られる。そして映像の音質があまりクリアではない事から聞こえるのが遺族の悲鳴なのか見物人の笑い声なのかは定かではないが、遺族や友人たちにしてみたらたまったものではない。
この衝撃的なビデオが投稿されてから「LiveLeak」のウェブサイト上ではわずか2日で約15万回、2週間で約23万回再生されている事からこの「恐怖の葬列」に対する関心の高さが伺える。
■こんな葬式は絶対イヤだ!?
葬列の際のハプニングはお伝えした通りだが、海外では日本の葬式と異なり遺体を埋葬する国が多くある。棺は葬儀社や業者が機械を用いて地中に埋めるのが主流だが、途上国や古くからのならわしを守る地域では人の手によって埋葬が行われる。地中深くまで掘られた穴に遺体が入った棺を人の手で静かに下ろしていくのは至難の業であろう。失敗する事は許されないが、時には恐ろしい事故も起こってしまうのだ。
「痛い!」という声が聞こえてきそう 動画は「YouTube」より
また筆者もつい最近、アメリカで葬儀に参列する機会があり葬儀社の人たちに話しを聞けたのだが、彼らの最も恐れている事は、通夜の様なセレモニーの前に遺族は葬儀社で棺に横たわる遺体と対面できる。その際に悲しみのあまり遺族が棺に群がりひっくり返るという惨事が幾度もあったらしく、近年では台座を補強するなどの工夫を余儀なくされているという。また埋葬の際に遺族が「自分も一緒に埋めてほしい」と穴にダイブしようとすることもあると言い、こちらも近年では棺に土をかけるのは遺族が全員立ち去った後にしていると話してくれた。
地球上では1日に約16~17万人が何らかの理由で亡くなっているという説がある現代社会では、今現在も世界のどこかで葬式が挙げられているはずである。死者の魂が安心して眠れるよう、遺体の搬送や扱いには細心の注意を払ってほしいものだ。
(文=清水ミロ)
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