「ヒトラー最期の24時間」が報じられる!! 20世紀の極悪独裁者の最期の足取りとは?
アドルフ・ヒトラー。没後70年という年月が流れても、彼の犯した大罪は未だ色褪せる事はない――。ヒトラーの末期に関しては諸説あるが、多くの命を奪った独裁者の最期について記した最新刊『Hitler’s Last Day』が6月に発売される。その内容の一部を「Daily Mail」が先月報じた。
■囚われの身よりも自死を選んだヒトラー
1939年9月にドイツがポーランド領内に侵攻して始まったといわれる第二次世界大戦。以来、激しい戦闘を続けたドイツ軍は1945年の春には崩壊寸前の危機を迎えていた。
●1945年4月20日
ヒトラー56回目の誕生日。この頃、旧ソ連軍の先鋒がベルリン郊外に侵攻。この数ヵ月前からヒトラーはベルリンの地下壕(フューラーブンカー)に恋人のエバや側近らと潜伏し、最期の指揮を執っていた。戦線から悲惨な報告ばかり受けていたヒトラーの手は常に震え、絶えず癇癪を起こすようになっていく。22日、初めてドイツの敗北を認め、28日には側近であったヒムラーがナチスを裏切り、連合国と休戦交渉を始めた事を知り、ヒトラーは怒り狂う。
●4月29日 午後2:00
ヒトラーは数時間前に結婚したばかりのエバと2人の秘書たちと昼食を共にしている際「私は生きていようが死んでいようが、敵の手中になど落ちない」と言い、死体は必ず焼くようにと命令した。
ヒトラーは「一番良いのは、銃を口に咥えて撃つことだろう。一瞬で頭蓋骨が粉々になり、何が起こったかすら気付かないはずだ」と呟いた。
エバは「死ぬのなら美しいままで死体になりたい。私は毒を飲むわ」とは言ったものの、薬物によって痛みが長く続く事を怯えていたようだ。そんな彼女にヒトラーは服毒後、ほんの数秒で死ぬ事を説明して安心させた。
●4月29日 午後3:00
配電盤室の反対側のトイレで医師の1人、ハーゼは青酸カリが実際に効くか試すためにヒトラーの愛犬に青酸カリを飲ませた。死骸は官邸の庭園に運ばれ、射殺されたもう一匹の愛犬ウルフや小犬たちと共に埋められた。
●4月30日 午前12:30
僅かな期待を込めてドイツ軍へ伝言を送るが、その返信はどれもヒトラーの希望を打ち砕くものばかりであった。ヒトラーはすすり泣き、「ドイツは敗北した。もう終わりだ」と完全敗北を認めた。
●4月30日 午前1:30
約25人の使用人たちが地下壕へ呼ばれ、ヒトラーからこう告げられた。「ソ連軍に捕らわれるなら自ら命を絶つ。私は博物館の展示品となって人目に晒されたくない」。そして従者たちと握手をしながら、彼らの功労と忠誠に感謝の意を述べた。
●4月30日 午前2:00
ナチスの医師の1人はこの時のヒトラーの顔を「目は充血しており、手足は震え背中が曲がり、明らかにパーキンソン病を患っている様子だった」と記している。
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