超くっきり「心霊フォトボム」 ― いわくつきのバーで撮った集合写真にニヤリと笑う美女の顔面が?=イギリス
最近、「フォトボム」が流行している。誰かが写真を撮ろうとしているとき、わざと後ろや横から顔を覗かせるイタズラのことだが、読者の皆さんも一度や二度は経験があるかもしれない。無邪気でお茶目な、笑えるフォトボムが多い中、今回紹介するのは、それとは少し趣が異なるフォトボムだ。どうやら、“あちら側”からの顔出しのようなのだ。
■2人の霊が“出る”歴史あるパブ
英紙「Mirror」によると、事件はイギリス・リバプールの歴史あるパブ「リスボン・バー」で起こったという。7月24日の夜、バーは大いに賑わっていた。市内の劇場に出演中の女優レイチェル・マッキーオンさんたち一行が、総勢20名で繰り出していたのだ。ワイワイ騒ぐ中、芝居仲間と写真を撮ることとなり、レイチェルさん(写真右端)もセクシーポーズでハイチーズ。
だが翌日、レイチェルさんが何気なく夕べの写真を見ていたら――。そこには、この世のものとは思えない女性の顔が写りこんでいた!
実はこのパブ、以前から「出る」という噂が絶えないのだ。地元の超常現象専門家であるトム・スレマン氏によれば、リスボン・バーは2人の幽霊に取り憑かれているというのだ。
「1人は身元不明の女性で、もう1人は、サー・アーチボルト・サルヴィヂ氏。このパブのオーナー兼マネージャーだった男性です」(トム・スレマン氏)
このサルヴィヂ氏、もともと貧しい生まれだったが、ビール醸造所勤務を振り出しに徐々に頭角を現し、ついにはリバプール市議会の長にまで上り詰めた人物だった。
そして1907年頃、彼は実に奇怪な事件に襲われたのだという。当時、サルヴィヂ氏の周囲は、彼をリバプール市長に立候補させようと躍起になっていたそうだ。そんなある日、「リスボン・バー」での晩餐の席で、サルヴィヂ氏はすっと立ちあがり、いきなり「私は市長に立候補する。それだけではない、1910年の英国首相選にも出馬する」と宣言したという。その場にいた人々は唖然としたが、次々に健闘を祈る乾杯がはじまったそうだ。しかし突然、暖炉の炎が一気に燃え盛り、舞い上がった灰でカーペットが一面灰だらけに……!
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