大英博物館も驚愕! デンマーク鉄器時代のバラバラ遺体に性玩具…「未知なる不気味な習慣」とは?
デンマークの湿原(Skødstrup)で発見された実に陰惨な歴史に、考古学者たちは石器時代の神秘的かつ不気味な慣習を垣間見ることになった。
専門家によると、およそ2千年前、神々に生け贄として捧げられたと考えられる頭部を切断された人間の骨格が発見されたという。生け贄の儀式の存在は広く知られているが、実際の証拠として人骨が発見されたことに大英博物館も鉄器時代の宗教儀式解明への糸口になると多いに関心を寄せている。
■女性の遺体と慰めの男性器
考古学者によれば、鉄器時代に形成された集落の古い地層で見つかったことより、この骨格はおよそ2000年前のものであると推定された。さらにこの骨の持ち主は女性であることも明らかになっている。彼女の骨はまるで投げ捨てられたかのように積み重なっており、一緒に先の鋭く尖った杭も発見されている。遺体とともに、二匹の犬の遺体と木製の男性器も発見された。
女性の骨格は沼地に投げ込まれる前にバラバラにされており、デンマークのモースゴー先史博物館から派遣された専門家は、唯一彼女の顎を元の形に戻すのが精一杯であった。
この湿原地帯は鉄器時代初期にかけて、泥炭の掘削が行われていたことは既に知られていて、記録によれば1800年以来、木製の男性器にくわえ、剣や槍、盾などの武具及び宝物と一緒に計13頭の犬の遺骨が150メートル範囲内で見つかっている。小さなコミュニティにおいて宗教が生まれるのは珍しいことではないが、考古学者は
「間違いなくこれらの遺骨は神への生け贄」
だと指摘している。人骨の解析から、彼女は死亡時20代であったこともわかった。一緒に発見された犬の遺骨や木製の男性器は彼女へのせめても慰めなのではないかという見方もあるのだ。
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