大英博物館も驚愕! デンマーク鉄器時代のバラバラ遺体に性玩具…「未知なる不気味な習慣」とは?
■鉄器時代における宗教儀式
大英博物館によると、多くの発掘物が示唆するとおり、武器を燃やし農場や集落の近くの川や湖、湿原といった場所へ納めるのが一般的な儀式であったという。なぜなら当時、「水」こそが霊界への重要な入り口だと考えられていたからだ。だが、こうした生け贄の習慣は今では広く知られていることであるが、実際にその証拠として人骨が見つかるのは非常に数少ない稀なケースなのだという。
鉄器時代の宗教儀式に使われた幾多の偶像や彫像を調べてみると、神々や精霊を象ったものに人間の形が用いられることはなかった。また、そういった儀式を教会や寺院で行ったという記録が発見されていないことから、「神々は当時の人にとって非常に超越的かつ万物のなかに存在するものだと考えられていた」、と推測することができるのだと考古学者は考えているそうだ。
モースゴー先史博物館の館長、Per Mandrup氏は、
「この注目すべき発見は古代の宗教儀式の解明に光を当てることになると大いに期待しています。過去に発見された様々な発掘物ともあわせて、素晴らしい結果を期待しています」
と、語った。しかし……、とPer Mandrup氏は続ける。
「これらの新しい発見は我々の予想を完全に超えるものでした。人骨の発見はまさに今世紀最大の発見といえるかもしれないのです」
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