未解読文字「線文字A」解読に期待! ミノア文明の様式が取り入れられた副葬品1,400点超発見!!

 この発見を受け、日本からは「借金返済にあてられるな」など、最近のギリシア財政危機に絡めた声が多く上がっているが、中には「線文字Aが遂に明かされるのか」と期待を寄せる声も見られる。

 線文字Aとは、紀元前1800年頃から紀元前1400年頃まで、クレタ島で用いられていたといわれる文字。1900年に、前述のクノックスを発掘したイギリスの考古学者、アーサー・エヴァンズが、クノッソスで見つけた3種類(クレタ聖刻文字、線文字A、線文字B)の文字のうちのひとつとなる。線文字Aはクレタ島の広範囲で見つかっているため、同島の共通文字であるとされているものの、「文字が刻まれた粘土板自体の品質の悪さ」「数の少なさ」「一定の法則が成り立っていない」といった理由から、今もって解読には至っていない。ちなみに、線文字Bはギリシア語であることが判明しているが、クレタ聖刻文字には線文字Aに対応する文字が見られ、こちらも解読できていない。

 クレタ島ではかつて、厚さ2.1cm 、直径16cm の“ファイストスの円盤”と呼ばれる粘土製の遺物が発見された。人や鳥、魚などが描かれたビスケットのような見た目をしているこの円盤も、線文字Aが書かれた粘土板が貯蔵された部屋で見つかっており、いまだ解明されないままである。

 その他、ゲーム盤と推定されているものや、ケルノスと呼ばれる「宗教用具や遊び用具ではないか」と見られる平たい丸い石などが発見されているクレタ島。今回、墳墓や副葬品が見つかったことで、線文字Aが紐解かれると共に、ミノア文明の謎も解明されることを切に願う。

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