NASAの仮説覆り、再び「宇宙人による建造物説」有力に? 連星「KIC 9462852」の謎の減光現象とは?
やはり宇宙人による巨大建造物が存在するのではないか? 去年9月、不自然とまでいえる極めて不規則な減光現象が確認された1480光年先にある連星「KIC 9462852」 が、またも物議をかもしている。
当初、NASAはこの現象に対し「彗星や惑星によって光が遮られたのでは?」とする予測をたて一旦落ち着いたようにみえたが、新たな発見によって「宇宙人建造物説」の可能性は無視できないとSETI(地球外知的生命体探査プロジェクト)が発表、その根拠について科学系メディア「NEW SCIENTIST」が15日に伝えている。
■高度な宇宙人による巨大建造物がもたらす減光現象?
「KIC 9462852」は2009年、NASAのケプラー宇宙望遠鏡によってはくちょう座と琴座の間観測された太陽よりも明るく巨大なエネルギーを持つ連星だ。
依然として謎多き天体であるが、2015年9月、タバサ・ボヤジアン氏率いるイェール大学の研究チームによって「KIC 9462852」に普通では見られない不規則な減光現象が観測された。文頭に記したように、NASAは複数の惑星や彗星によって光が遮られた可能性が高いとする見解を発表するも、そこには疑問が残った。NASAの見解が正しいならば一定の周期にもどづいて減光現象は観測されるはずなのだ。この異様な現象に物理界は一時騒然となった。
ボヤジアン氏は過去2009年から2013年までの4年間のデータを観察すると、減光現象は不規則に5~80日の間隔で、最大20パーセント強のレベルまで急激に落ち込むことがわかった。
「このような現象をみせる星は今までみたことがありません。データの不備を疑いましたがそれもないし、具体的な説明ができない」
とボヤジアン氏は語っている。
たとえ太陽に木星級の惑星が通過したとしても、遮られる光はせいぜい数パーセント。今回のように最大で22パーセントも減光する科学的説明がつかないでいるのだ。
そんな中、ペンシルバニア州立大学の天文学者ジェイソン・ライト氏によって「ダイソン球」のような高度な文明を持つ宇宙人によって作られた建造物のせいではないかという説がだされた。
「ダイソン球」とは、1960年にアメリカの物理学者フリーマン・ダイソンによって提唱された、恒星が出す光熱エネルギーを最大限利用するために、恒星の周囲に巨大な構造物をめぐらせ利用するという「スタートレック」をはじめSF作品にもとりあげられるものだ。
もし「KIC 9462852」の減光現象が、高度な文明を持つ宇宙人が建設した巨大建造物によって遮蔽されているとしたらと胸をときめかせていた人もいる中、SETIによる調査が進められた。しかし、「宇宙人建造物説」を示す証拠は見つからなかった。そこで科学者たちは「彗星遮蔽説」に収束しようとしていた矢先、新たな発見がなされ、事態は急変しているのだ……。
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2024.10.02 20:00心霊NASAの仮説覆り、再び「宇宙人による建造物説」有力に? 連星「KIC 9462852」の謎の減光現象とは?のページです。NASA、アナザー茂、KIC 9462852などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで