ロシアの核ミサイル(広島原爆66発分)VS 米国最新レーザーシステム! 小惑星の地球衝突回避策として有効なのはどっちだ?

いつの時代でもなんともいえない魅力を持つ地球滅亡論。地球を脅かすリスクの中でも、一番わかりやすいものはやはり小惑星の地球落下だろう。それを取り扱った映画などが多くあることがその証左だ。
そんな小惑星の接近に備えるべく、開発が進んでいるものがある。それは太陽のエネルギーを利用したレーザーシステムだ。1月に科学誌「Earth and Planetary Astrophysics」で発表された研究によれば、その実用化がかなり近いものとなっているようなのだ。
■太陽エネルギーを利用したレーザーシステム
地球に接近する軌道を持つ天体を「地球近傍天体」というが、その中でも地球に衝突する可能性が高い小惑星は「潜在的に危険な小惑星(PHA)」と分類されている。PHAは現在1400個ほど確認されており、そのうち今後100年間で地球と衝突するものはないとされている。
しかしそうはいっても、不測の事態に対抗する手段があってほしいものだ。そこで、有力な対策として期待されているのが、小惑星を迎え撃つレーザーシステムだ。今回の研究では、「DE-STAR」と呼ばれるシステムが実際に小惑星の軌道や挙動を変えることができるというシミュレーション結果が得られた。
このDE-STARとは、カリフォルニア大学サンタバーバラ校の研究者フィリップ・ルビン氏らによって構想された、地球周回軌道上に浮かべるレーザー照射システムである。このシステムを宇宙空間に100mほど並べて運用すれば、300万km離れた小惑星に対して太陽からのエネルギーを照射することができ、直径100mほどの小惑星の一部を熱によって蒸発させて軌道を変えられるそうだ。月までの距離が38万kmであることを考えると、とてつもない射程であることがお分かりいただけるだろう。
論文の執筆に関わった同大学の研究者、チーツン・チャン氏は、「DE-STARは技術的にはすでに実用可能なものなのですが、どれほどの規模にすれば実際に使用する際に効果的なのかということを追求しました」と話し、今回の研究成果により実現化へ向けて大きく進んだことを強調している。
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊ロシアの核ミサイル(広島原爆66発分)VS 米国最新レーザーシステム! 小惑星の地球衝突回避策として有効なのはどっちだ?のページです。ロシア、小惑星、核、レーザー、DE-STARなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
科学最新記事
人気記事ランキング05:35更新
- ・危険な現実逃避「リアリティ・シフティング」とは
- ・「時間そのものが消滅する日」と、宇宙の“思ったより早い”終わり方
- ・トランプ大統領“生成AI説”が浮上か!?
- ・脳から18cmの「生きた虫」! 数年前の“生食”が招いた悪夢の正体
- ・“反重力装置”「ディーンドライブ」の謎
- ・専門家が断言「ダイアナ妃は死ぬはずではなかった」
- ・飛行機をわざと墜落させ判明した「一番安全な席」
- ・3番目の恒星間天体「3I/ATLAS」は“エイリアンの探査機”か?
- ・未来を言い当てたSF小説10選!
- ・山奥に現れた「巨人の扉」の正体とは?
- ・帝国と共に消えたロストテクノロジー、伝説の兵器「ギリシア火」
- ・危険な現実逃避「リアリティ・シフティング」とは
- ・「時間そのものが消滅する日」と、宇宙の“思ったより早い”終わり方
- ・トランプ大統領“生成AI説”が浮上か!?
- ・歌舞伎町でヤクザを12人も血祭りに
- ・マーク・ザッカーバーグ、マーク・ザッカーバーグを訴える
- ・「9月は地震の月になる」カリスマ予言者が警告!
- ・ニュース生放送中に“謎の手”が出現!キャスターも戦慄
- ・札幌の80代女性が100万円詐欺被害!「宇宙規模」のロマンス詐欺
- ・【独占インタビュー】予約2年待ちの霊能者「岡本雅之」が明かす“運命の変え方”! 人生の選択肢を増やす『超次元エネルギー』とは?