今週中にアメリカ史上最悪の大事件発生か? これまで「4月15~21日」に大事件が起きていることが判明!

 早いもので4月も第3週がスタートしたが、この1週間はアメリカにとって歴史的に最も危険な週であるというのだが……。


■4月15日から21日まではアメリカの“最もヤバい1週間”

 2017年も早いもので3分1が終わろうとしているが、1年365日の中で任意の1週間が占める割合はたったの2%である。しかしアメリカにとって、1年のなかで最も警戒すべき2%である“最もヤバい1週間”があるという。それが今週、4月の第3週なのだ。

 オルタナティブ系オンラインジャーナル「Disclose.tv」の記事では、今週は不要不急のアメリカ渡航は避けるようにと警告を発している。どういうわけかこの4月の第3週は、歴史的に見るとアメリカ国内で災厄が頻繁に起きる“特異週間”なのだ。では、過去にどんな災いがこの1週間、4月15日~21日に起こっていたのだろうか。


1. 1865年4月15日:エイブラハム・リンカーン暗殺

今週中にアメリカ史上最悪の大事件発生か? これまで「4月15~21日」に大事件が起きていることが判明!の画像1画像は「Wikipedia」より

「最も偉大な大統領」の1人にも挙げられている第16代アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンは、1865年4月14日夜にワシントンD.C.のフォード劇場で観劇中、暴漢に至近距離から後頭部を銃撃され、翌15日に死亡が確認された。満56歳。


2. 1912年4月15日:タイタニック号の沈没

 イギリスのサウサンプトン港から米・ニューヨークへ向けて処女航海に出航した豪華客船タイタニック号。1912年4月14日深夜、北大西洋上で氷山に接触し、翌15日にかけて沈没した。

3. 2013年4月15日:ボストンマラソン爆弾テロ事件

 マサチューセッツ州ボストンにて、第117回ボストンマラソンの競技中に発生した爆弾テロ事件。死者5名、負傷者299名。


4. 1947年4月16日:テキサスシティ大災害

 テキサス州テキサスシティで発生した、フランス船籍の貨物船グランドキャンプ号の爆発事故。当初は船体の火災であったが、積荷の硝酸アンモニウムに引火して大爆発を起こし、581人の死者と5,000人以上の負傷者が出た。


5. 2007年4月16日:バージニア工科大学銃乱射事件

 バージニア州ブラックスバーグのバージニア工科大学で発生した銃乱射事件。死亡者数33名、負傷者23名。犯人は、同大学4年生の在米韓国人の男子学生。


6. 2013年4月17日:テキサス州肥料工場爆発事故

 テキサス州マクレナン郡ウエストで発生した、化学肥料会社ウエスト・ファーティライザーの工場の大規模爆発。死亡者15名、負傷者300人以上。

7. 1906年4月18日:サンフランシスコ地震

 1906年4月18日早朝、カリフォルニア州サンフランシスコ周辺を襲ったマグニチュード7.8の大地震。当時の一帯の人口は約40万人といわれ、非公式ながら死者は3,000人に達したとされている。また、22万5000人が家を失っている。


8. 1993年4月19日:ブランチ・ダビディアン本部爆発炎上事件

 テキサス州ウェーコに本部を構える新興宗教「ブランチ・ダビディアン」への当局の強制捜査中に、銃撃戦が勃発しFBIが出動。51日間の膠着が続いた末の4月19日、本部の建物から出火。教団本部が炎上し、教祖を含めて81名の信者が死亡。


9. 1995年4月19日:オクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件

 オクラホマ州オクラホマシティで発生した爆破テロ事件。元陸軍兵らが車両搭載爆弾でオクラホマシティ連邦地方庁舎を爆破し、168人が死亡、850人以上が負傷した。


10. 1999年4月20日:コロンバイン高校銃乱射事件

 コロラド州ジェファーソン郡コロンバインのコロンバイン高等学校で発生した銃乱射事件。12名の生徒と1名の教師が射殺され、実行犯の2名は自殺。重軽傷者は24名。

11. 2010年4月20日:メキシコ湾原油流出事故

 メキシコ湾の沖合80km、海底油田掘削作業中だったBP(ブリティッシュ・ペトロリアム)社の石油掘削施設で、掘削中の海底油田から逆流してきた天然ガスが引火爆発し、掘削パイプが折れて大量の原油がメキシコ湾へ流出。事態収拾に3カ月を要した。行方不明者11人、負傷者17人。


 このほかにも、さまざまアメリカの悲劇が4月15日~21日の期間に起きている。また、話をイギリスまで広げれば、1989年4月15日にはイングランド・シェフィールドのヒルズボロ・スタジアムでサッカーの試合中に発生した群集事故「ヒルズボロの悲劇」もある。

 統計的に大惨事が起る可能性が高い4月の第3週だが、なぜこの7日間に惨劇が集中しているのかはまったくわかっていない。一説には、毎年この時期がイースター(復活祭)に当たるため、より事件を印象深いものにしようと、反キリスト教勢力の策謀による事件が企まれる傾向にあるという指摘もあるが、確証は何もない。現在、国際政治的にはシリア情勢および極東情勢にアメリカが軍事的に密接にコミットしており、一触触発の様相を呈しているのはご存知の通りだ。あと数日残された“最もヤバい1週間”である4月の第3週が、無事に過ぎ去ってくれることを望みたいものだが……。
(文=仲田しんじ)


参考:「Disclose.tv」、ほか

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