写真家・中筋純が撮り続ける「原発事故」の真実! 時間が止まった街が廃墟化する過程…現在の福島は日本の未来の姿だ!
JR常磐線桃内駅の無人駅(2014年9月)
――これから日本はどうなっていくのでしょうか?
「いま、日本の人口は約1億2千万人ですが、どんどん減り続けているので、数十年後には8500万人くらいになると言われています。つまり、地方の過疎地には誰も住まなくなってしまう。福島の帰還困難区域やその周辺は、現時点でそうなっています。現在の福島は、日本の地方の未来の姿のようにも思えます」
※掲載した写真は、中筋純写真集『かさぶた 福島 The Silent Views』より。今年7月、ドイツ・フランクフルトで行われるグループ展『After Fukushima』に出品を予定している。
【関連書籍】
『かさぶた 福島 The Silent Views』(東邦出版)
定価:本体2000円+税 絶賛発売中!
【概要】
人類の “英知” とまでいわれた原発は私たちの目の前であっけなく崩れ落ち、福島の大地は深い傷を負った。自らの傷を癒すかさぶたのごとく草木は大地を覆い尽くし、季節は流れていく。人間不在の街で、逞しくも躍動する自然の力強さ。福島第一原発周辺街の5年間を、約120枚の写真とともに振り返る。
【プロフィール】
◆中筋 純 (なかすじ・じゅん)
写真家。1966 年和歌山生まれ、東京外国語大学中国語学科卒、出版社勤務を経て写真家となる。ファッション、オートバイ、人物撮影などの商業撮影の傍ら、廃墟や産業遺構の撮影を行う。作品集に『廃墟チェルノブイリ』『流転チェルノブイリ』(ともに二見書房)『流転 緑の廃墟』(アスペクト)など。2016 年から「流転 福島 & チェルノブイリ写真展」で全国を巡回している。
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2024.10.02 20:00心霊写真家・中筋純が撮り続ける「原発事故」の真実! 時間が止まった街が廃墟化する過程…現在の福島は日本の未来の姿だ!のページです。チェルノブイリ、原発、廃墟、ケロッピー前田、福島、中筋純などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで