史上最強の「記憶力を上げる方法」が発見される! 簡単にすべてを記憶…科学で実証済み!
■“絵描き療法”が認知症を改善
多少は“絵心”がないとこの記憶法はうまくいかないのではないかという懸念もあるかもしれないが、その心配はまったく無用で、どんなに絵がヘタクソでもこの絵描き記憶法は有効であるという。絵のうまい下手は関係ないのだ。
「絵を描く行為はシンプルな作業なので、生活の中に簡単に取り入れることができます。例えば後で買う必要がある食料品や今夜作る予定の料理の絵を描くと、その情報はメモするよりもずっと後まで覚えていられます」(メリッサ・ミード氏)
研究チームによれば、絵を描くことは、視覚、空間認識、言語、意味、そして運動のいずれにも関係しているため、記憶法としてきわめて効果的であると説明している。つまり絵を描くことで、脳のより多くの部分がアクティブに活動するため、体験が印象に残りやすいのである。そしてもちろん、試験勉強にも応用することができる。
我々の記憶力は加齢と共に低下する傾向にあるということは仕方のないことだが、この“絵描き記憶法”を習慣づけることで高齢期においても良好なクオリティ・オブ・ライフを維持できるということだ。さらにはすでに認知症の症状が出ている高齢者を助けることもできるという。
「我々は“絵描き療法”が認知症患者に有効であると考えています。絵を描く行為によって、まだ活動している脳の領域をより有効に活用することができ、記憶力低下を伴う認知障害を経験している人々を助けることができます」(メリッサ・ミード氏)
つまり絵を描くことで脳が再活性化し、新たな神経回路を生成できる可能性があるということになる。手が空いた時間には何かとスマホばかりを見てしまう向きが多いと思うが、これからはペンと手帳を常に携帯してお絵描きの習慣をつけてみるのも、十分に検討に値するだろう。
(文=仲田しんじ)
参考:「Science Alert」ほか
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