ジョン・レノンは頭蓋骨に穴を開ける予定だった!? 宮川大輔も推薦する過激な身体改造の旅本『クレイジーカルチャー紀行』の内容とは!? 出版記念インタビュー[前編]
本サイト『TOCANA』、そしてTBS系の人気番組『クレイジージャーニー』でもお馴染みの身体改造ジャーナリスト・ケロッピー前田の新著『クレイジーカルチャー紀行』(KADOKAWA)が、さる2月22日に発売となった。今回はそのリリースを記念してケロッピー前田本人にロングインタビューを敢行。世界でもっともクレイジーな旅の舞台裏に迫った。(インタビュー・辻陽介)
※ケロッピー前田 過去のインタビュー
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——『クレイジーカルチャー紀行』、出版おめでとうございます。ボディサスペンション、ボディハッキング、過激な身体改造、トレパネーション、果ては縄文タトゥー復興プロジェクトに至るまで、これまでケロッピーさんが行ってきた身体改造に関する取材旅が網羅的に紹介されていて、率直にとても面白かったです。僕は編集者としてケロッピーさんとは10年以上の付き合いになりますが、今回の本であらためて知ることができた情報も多く、そういう意味では非常に勉強になりました。
ケロッピー ありがとうございます。今回の出版は、僕が一昨年からTBS系の人気番組『クレイジージャーニー』に出演して、大きな反響を得ていることが背景としてありました。とにかく、番組を見てくれた人々が最も知りたいだろうことを本にして、皆さんに届けたかった。つまり、タトゥーやピアスを含む、身体改造というものは単なる一時の流行ではなく、カルチャーなんです。そして、身体を改造する行為は、人類の太古の時代から存在し、さらに人間が機械と融合するかもしれない未来にまで繋がっているんです。それをちゃんと知ってもらうためにも、取材旅の全貌を明らかにするとともに、僕が現在のような活動をするに至る過去の数々の世界の旅についても書いています。
——それぞれのカルチャーの歴史や背景にあたる部分についての解説が非常に充実してた印象です。たとえばノルウェーのオスロでボディサスペンションの世界大会「サスコン」が開催されている背景には、実はグラフィティやスクワッティング(不法占拠)などを生んだブリッツムーブメントと呼ばれるノルウェーのカウンターカルチャーが大きく盛り上がっていたという歴史がある、ということなど。
ケロッピー そればかりか、実は、ノルウェーはバイキングの国なんですよね。日本でバイキングというと海賊のイメージが強いと思うんだけど、実際のバイキングは当時としては高い造船技術や航海技術を持った人たちだったんです。北欧の国々はそういうバイキングたちによって作られた。ヨーロッパ大陸がローマ帝国を経て、どこもキリスト教が支配的であったなかで、北欧諸国は10世紀くらいまでキリスト教を拒否していた。そこには、バイキングたちの自主独立の精神みたいなものがあって、実は現代のカウンターカルチャーにまで繋がっているんです。
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2024.10.02 20:00心霊ジョン・レノンは頭蓋骨に穴を開ける予定だった!? 宮川大輔も推薦する過激な身体改造の旅本『クレイジーカルチャー紀行』の内容とは!? 出版記念インタビュー[前編]のページです。ジョン・レノン、身体改造、ケロッピー前田、クレイジージャーニー、トレパネーション、クレイジーカルチャー紀行などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで