「頭も再生できる」超絶進化中の生物がいることが判明! 2000分の1の肉片から全身再生… 生物学の常識を覆す大発見!
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最近ミミズが進化し「頭を再生する能力」を手に入れたらしい。ミミズに一体何が起こっているのだろうか?
科学ニュース「Phys.org」(3月6日付)によると、米メリーランド大学の生物学者らが、ミミズに似た生物「ヒモムシ(リボン・ワーム)」が独自に進化し、脅威の再生能力を獲得していたことを解明、今月6日付の科学ジャーナル「Proceedings of the Royal Society B」に論文が掲載されたという。
ヒモムシとは、大部分が海に生息するミミズに似た生物である。捕食時に使用する頭部の長い吻(ふん)は、その恐ろしい姿からしばしばネットを騒然とさせるが、概して大した特徴のない生物だ。
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トカゲ、クモ、ヒトデなどには切断された体の一部を再生する能力がある。ヒモムシもその一種であり、特にLineus sanguineusという種に至っては体の2000分の1でも残っていれば完全に再生することができるという。70kg人間に換算すると、僅か35gの肉片から再生できることになる。
今回の研究では、スペイン、アメリカ、アルゼンチン、ニュージーランドで採取されたヒモムシ22種を調査したところ、全ての種が体の後ろ部分を再生することはできたが、頭を再生することができたのは8種だけだったという。
生物学では、こうした再生能力は太古の能力であり、身体組成が複雑になるにつれて失われていった能力だと考えられているため、頭を再生することができなかった種は再生能力を失うように進化したのだと推測される。
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