だから日本の「大麻議論」は未熟すぎる! 米国の“マリファナ行政”から徹底考察せよ!!(高樹沙耶×石丸元章×野々村文宏)

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イメージ画像は「Getty Images」より引用

●医療大麻を訴えて立候補した候補者は語る!

石丸 そんな中、高樹さんは大麻に関する議論を日本でも巻き起こそうよということを、いちばんやっている人ですからね。

高樹 騒がせてはいます。

石丸 議論の出発点として、参院選で医療用大麻という旗を立てた。そんな中、包括的な議論はどのようにしていけばいいと考えていますか?

高樹 コロラドやカリフォルニアでも、イギリスでも、結局、テレビだったんですよ。今の日本では教育と洗脳がすごくて、議論にならない。アメリカの人たちも大麻が日本よりも身近にあったはずなのに、すごく恐れていた人もいた。そんななか、大麻って病気に効くぞと知られることになったのは、てんかんの女の子、シャーロットちゃんがCNNで紹介されたこと。

(編集注:生後まもなくドラベ症候群という難病を発症し、てんかん発作を繰り返していた米国の女の子シャーロットちゃんのこと。医療用大麻による治療で劇的に改善した)

石丸 ああ、シャーロットちゃん。元気になったかな。

高樹 日本でも力のある議員が一声上げてくれれば早かったんですけれど……。でもこれからですよね。日本のマスコミが動いてくれるといいなと私は思っています。ですから、しつこく言っているんです。

石丸 世論はマスコミで動いていくという、なるほど。

野々村 ボクはやっぱり政治家が鍵を握る、と考えている。今、僕らがここで言っていることなんか、中央官僚組織の、たとえば厚労省の所轄部署なんか当然、ものすごく調べて知っているわけですよね。医療用大麻に関しても、ボクらが知っているよりもはるかに膨大な医学的情報を持っている。向こうはプロですからね。だけど、基本的に行政は法治主義で動いているから、法が変わらないと、動かない。それで、法が変わるのはどこかというと、立法府なのだから、やっぱり、政治家=議員なんです。

 そこで、我々が考えなければならないのは、日本で医療用大麻解禁を唱えて立候補した人は誰でしょうという……ね、高樹さん! ボクは高円寺駅北口広場で高樹さんが主張している演説を立ち止まって聞きましたからね。

高樹 そうでしたか、その節は、ご清聴ありがとうございます。

石丸 そういえば、どういうきっかけで、沙耶さんは立候補にいたったんですか?

高樹 新党改革の荒井広幸さんが医療用大麻解禁に賛成してくれて、よろしくお願いしますと言っていたら、立候補しないかと言われて……。最初はお断りしたんですが、市民の声をあげることが大切だと説得されて、医療用大麻解禁に向けて頑張ろうと思ったんです。

野々村 立候補して、選挙活動をすることが広報活動になりました。

高樹 この国の中で“大麻の問題提起”という広報活動をさせていただいたという手応えはありました。

石丸 荒井広幸さんはどこまで医療用大麻解禁に本気だったんでしょうねえ。単に目先の票が目当てだったのか……。

高樹 目先の票が目的だったなら、その当時は絶対に大麻には関わらないと思います。ニュースにもなりませんでしたが実はその当時、荒井さんが中心となって国会内に超党派でつくる“日本薬草推進議連”って大麻を議員の中で検討する研究会を立ち上げていたんです。今はどうなっているか分かりませんが、その当時は真剣にこの国で大麻を禁止するだけでなく、どうやって活用していこうかと活動していたと思います。

石丸 今でも荒井さんとお付き合いがあるんですか?

高樹 仲をとりもってくださったのは、元参議院議員・田中康夫さんの元秘書の平山誠さんだったんですが、昨年2月に亡くなったんです。ですから、今はお付き合いはないんですよ。荒井さんは自民党に復党、内閣官房参与を務めているから、影響力はあると思うんですが……。

石丸 大麻が票になるとなれば、政治家も関心をもってくれるんでしょう。

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