全身を切断されても再生できる「DNAスイッチ」をハーバード大が発見! 全人類ウルヴァリン化へ…衝撃の研究結果!
EGRは人間にも存在し、細胞が傷ついて修復が必要な時に発現するのだが、このワームのような超回復をすることはない。どうやら人間を含む多くの動物では全てのスイッチがオンにならず、高い回復力を持つワームとはシステムに何かしらの違いがあるとみられている。研究者らはその秘密がノンコーディング領域にあると考えているようだ。
しかし気になるのは、どうして人間を含む多くの動物では、超再生能力の遺伝子がオフにされてしまったかである。どんな怪我からも回復できることが生存において非常に有利なことは考えるまでもないのに、なぜその能力を捨ててしまった、あるいは失ってしまったのだろうか。
人間がタブーを冒した結果、不老不死の体を失ったという神話は世界中に残っている。例えば、聖書では人間が禁じられた知恵の木の実を食べた結果、楽園を追放され死ぬようになったとされている。また日本の神話では天孫ニニギがオオヤマツミに差し出された娘2人のうち、醜い姉のイワナガヒメを嫌い、美しい妹コノハナノサクヤビメとだけ結婚したことから、天孫は祖先である神々のような長寿を失ったとされる。
不老長寿は人類の夢であるが、なぜそれが叶わないのか、その能力を封じてしまったのか、その理由を考えてみるのも一興かもしれない。不可能にも思えた長年の夢が叶った暁に、それこそ人類の存亡を揺るがすような思いがけない問題が発生する……というのはそれこそ神話の時代からの“お約束”なのだから。
参考:「Yahoo! News」「Science」「Science Daily」ほか
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