「人口の半分が死ぬ」「世界は終焉」地球温暖化対策を著名専門家が批判! 一体なぜ…
2019.04.06 12:00
ムーア氏の指摘するように、化石燃料は工業だけでなく、農業から運輸まで現代社会のありとあらゆる場所で使われている。化石燃料に頼る飛行機が使えなくなるなど、ムーア氏は「狂気の沙汰」であると強く批判する。さらに、化石燃料を使わなければ短期間のうちに農業生産が激減し、世界各地の都市で大飢饉が起こり、最悪の場合「人口の半分が死ぬ」といい、「文明の終焉をもたらす」と警告したのである。
ムーア氏は科学的なものの見方を重視し、曰く「過激化し、政治的になった」グリーンピースと一線を引いた。その後は原子力エネルギー推進派に転じ、モンサント社の農薬グリホサートを擁護するなど、「変節漢」とも批判される人物である。とはいえ、「科学を重視する」という彼の意見は傾聴に値するだろう。
米国では一部の陰謀論者がムーア氏の主張を受け、「民主党はアメリカを破壊し、ひいては人類の文明を崩壊させようとしている」と息巻いている。グリーン・ニューディールも地球温暖化ビジネスの一環に過ぎないということなのだろうか? 陰謀論的にも気になるテーマではあるが、科学的事実に基づいた冷静な議論を期待したい。
参考:「Fox News」「Newsweek」「Climate News」ほか
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