古代エジプトのピラミッドは「クロコダイル教」の宗教施設だった!? 死後の世界と通じるため… 衝撃の新説登場!
■ピラミッドは“クロコダイル教”の宗教施設か?
バングス氏は、ピラミッドは死後の世界に通じる施設として建てられたのではないかと考えている。つまり、ピラミッドに捧げられる供物は“あの世”に持っていけるということである。
「ピラミッドは人々に実際に来世があるかもしれないという信仰を与えました。そして彼らは、これらの記念碑(ピラミッド)を建て、貴重なものや日常のものでいっぱいにし、それらを一緒に来世に運んでくれることを願いました」(リチャード・バングス氏)
現在のナイル川には野生のクロコダイル(ナイルワニ)はほとんどいなくなってしまったのだが、古代エジプトの時代にクロコダイルが数多く繁殖していたという事実を想像することは、古代エジプト文明を理解する上で重要なことであるとバングス氏は指摘している。
古代エジプトの人々はクロコダイルを恐れると共に崇拝し、いわば“クロコダイル教”とでも呼ぶべき葬送儀礼の文化を持っていたのではないかとも考えられるのだ。そして、時のファラオの権力を象徴するものとして、クロコダイルのパワーと獰猛さが崇め奉られるものになっていたという。
とすれば、ピラミッドは王を奉るためのものということよりも、むしろ“クロコダイル教”の宗教施設として建設されたという仮説もあながち的外れのものではなくなる。そして、ピラミッドの建設が“あの世”に行くまでの一種の“修行”だと考えられていたとすれば、人々は全身全霊で建設工事に打ち込み、各人の最大限の力を結集してこのような巨大な建造物を実現させたということになるのかもしれない。
もちろんまだまだ謎が多すぎるピラミッドだが、こうした新たな解釈の登場と、まだ見ぬ発見に期待したいものだ。
参考:「Express」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊古代エジプトのピラミッドは「クロコダイル教」の宗教施設だった!? 死後の世界と通じるため… 衝撃の新説登場!のページです。ピラミッド、古代エジプト、仲田しんじ、洪水、砂漠、クロコダイル、ナイル川、セベク神などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで