フェイスブックはもうすぐ死人だらけのSNS「デッドフェイスブック」になる! 3000万人が登録から8年以内に死亡
■2070年の時点で死者の数が生存ユーザーを超える
2つのシナリオのうち、まず“シナリオA”は2019年以降、フェイスブックに新規ユーザーが加わらない(あるいは新規の開設を中止した)ケースだ。現在のフェイスブックは一時の人気のピークを過ぎ、特に若年層の新規ユーザーが減ってきているといわれている。
ある意味では極端な仮定だが、このシナリオAでは毎年かなりのユーザーが死亡し、ピークの2077年に死亡者数は2900万人を超え、2100年までに全体で14億人のユーザーが“故人アカウント”になるということだ。そして2070年の時点で死者の数が生存ユーザーを超える逆転現象が起るのである。
しかしながらフェイブックが今後ただちに新規ユーザーの追加を中止する見込みは低く、このシナリオAは現実味に欠けていることを研究チームは認めている。
もう1つの“シナリオB”は、今後も現在のペースである年13%のユーザー数の増加が毎年続いたと仮定するケースである。シナリオBでももちろん死亡者数はさらに増えることになるが、全世界で毎年13%新規ユーザーが加われば今世紀中は“逆転現象”は起きない。しかしこのケースでは死亡者数が3.5倍に膨れ上がり、2100年までの死亡者数はなんと49億人に達するのである。そして22世紀の最初の数十年の間に生存ユーザー数と死亡者数が並ぶ可能性が高いという。
いずれにしても薄気味の悪い予測だが、人々のオンライン上の個人情報を本人の死後にどう扱うのかという点において、こうした長期的な視点から考えることが必要な時期にきていることは間違いない。
「社会的なレベルでは、私たちはこれらの問題に気づいたばかりであり、もうすぐ実際にこの道を進むことになります。ユーザー全員がいつか亡くなる存在である以上、私たちのデータは死後も多かれ少なかれ残ることになるので、そうした“デジタル遺物”の管理は、最終的にソーシャルメディアを使用するすべての人に関係してきます」と研究は締めくくっている。
日本をはじめ“超高齢化社会”が世界各地で現実のものになっており、いくつになっても積極的なSNS活動が可能になる一方で、本人が亡くなり人知れず放置されるアカウントが今後も増え続けていくことは避けられないのだろう。こうした“故人アカウント”について何らかの法整備が必要になるということなのかもしれない。
参考:「Science Alert」、「Science Daily」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊フェイスブックはもうすぐ死人だらけのSNS「デッドフェイスブック」になる! 3000万人が登録から8年以内に死亡のページです。Facebook、仲田しんじ、統計、高齢化社会、アカウント、ノンアクティブユーザーなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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