クレイジージャーニーで大反響! スプリットタンの発案者リザードマンに会う!
クレイジージャーニーで大反響! スプリットタンの発案者でトランスフォーメーションの先駆者…トカゲになりたい”リザードマンに直撃取材!【ケロッピー前田】
――確かにそうですね。えーっ、ケロッピーさんはどうなんですか?
ケロッピー「まあ、それなりに(笑)。身体改造って、人それぞれの個性をより際立たせる効果があって、改造を見せてもらうことを通じて、実は、その人となりが見えてくるところが面白いんだよね」
――リザードマンとは何をしたんですか?
ケロッピー「彼の行きつけの店に行って、一緒にビール飲んだりしたよ。彼は身体改造業界でのキャリアが長いから、いろいろ詳しいから楽しいんだ。たとえば、あるアイディアで全身改造するコンセプトトランスフォーメーションにおいて、リザードマンよりさらに以前に先駆者的な存在がいるんだ。グレート・オミという人で、1930年代に『シマウマになりたい』と言って全身にシマシマのタトゥーを彫った人なんだ」
――そんな人もいたんですね。
ケロッピー「グレート・オミの写真を見ると、顔も全身もタトゥーを彫っているんだ。当時、彼を初めて見た人たちは相当びっくりしただろうね。身体改造カルチャーって、実はそうやって脈々と続いていて興味が尽きないんだよね」
――ケロッピーさんの旅って、知らないことがどんどん出てきて勉強になりますね! ところで、前回、ロサンゼルスの身体改造シーンの話が途中でした。
ケロッピー「そうそう。アメリカ西海岸はカウンターカルチャーの発祥地で、特にロスには70年代に世界で最初のピアス専門店ができて、ピアス流行の発祥地だった」
――90年代に、マドンナがロスのピアス専門店でおへそにピアスをして、世界的な流行になったと聞きました。
ケロッピー「90年代にピアスと並んで、ロスを発祥に世界的に流行したものが、黒一色で文様を刻むトライバル・タトゥーがあるんだ。ぼくの左腕に施された作品は、トライバル・タトゥーの創始者レオ・ズルエタに彫ってもらったもの。そして、現在もロスを発祥に原始的な手彫りの技法や文様のタトゥーを復興しようというムーブメントが勢いを増しているんだ」
――おーっ、待ってました! ケロッピーさんの新しいタトゥー!
ケロッピー「本当に小さい、お土産タトゥーですけどね。ロスで原始的なタトゥーの復興を推進するフィリピン系移民の彫師エルさんに彫ってもらいました。日本の人にはピンと来ないかもしれないけど、フィリピンは植民地にされる以前、タトゥーの文化が盛んで、様々な原始的な手彫りの技法や独自の文様のバリエーションを持っていたんです。一時期失われていたそのような文化が、昨今のタトゥー流行の影響もあって、アメリカのフィリピン系移民の人たちを中心に広がって、それがいまはひとつのカルチャームーブメントに成長しています」
――ケロッピーさんが彫師の大島托さんとやっている縄文タトゥーの復興プロジェクトを思い出しますね。
ケロッピー「ぼくらの縄文タトゥー復興プロジェクト『JOMON TRIBE』も、実はエルさんたちがやっている部族タトゥーの復興プロジェクトに大いに影響されています」
――ケロッピーさんが彫ってもらったのはなんの柄なんですか?
ケロッピー「これはゴングと呼ばれる鐘を鳴らすという意味。鐘を鳴らす行為はみんなにお知らせをするという意味で、ぼくがジャーナリストという仕事をしているので、この文様を勧められました。原始的な手彫りの技法で彫ってもらいましたよ」
――シンプルだけど、いいですね。今度、本物のゴングも鳴らしてみてください!
ケロッピー「ぜひ、イベントに遊びに来て! 責任編集を務める『バースト・ジェネレーション』の最新号も出ますから」
――次々に新たな話題が! 楽しみ過ぎます!
(つづく)
●ケロッピー前田のイベント情報
9月5日(木)@阿佐ヶ谷ロフトA
ケロッピー前田責任編集『バースト・ジェネレーション』Vol.2 発売記念イベント「BURST を取り戻せ! 世界の改造人間大図鑑 / 自殺と樹海 / 90年代サブカル」
場所:阿佐ヶ谷ロフトA
日時:9月5日(木)OPEN 18:00 / START 19:00
前売¥2,000 / 当日¥2,500(飲食代別 ※要1オーダー¥500以上)
【出演】
ケロッピー前田/のうがみまい/末井昭/釣崎清隆/福田光睦
※追加ゲスト調整中
※イベント詳細はコチラ→https://www.loft-prj.co.jp/schedule/lofta/126474
『バースト・ジェネレーション』Vol.2 発売記念イベント 「BURST を取り戻せ! 世界の改造人間大図鑑 / 自殺と樹海 / 90年代サブカル」
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