ジャンクフードとポテチばかり食べていた17歳少年が失明! 偏食生活で神経損傷… 聴覚も異常に!
好き嫌いが激しく、ジャンクフードばかり食べていた英国の10代少年が失明したという。彼の身に一体何が起きたのか、科学ニュースメディア「Live Science」(9月3日付)が報じている。
・ Teen’s Junk Food Diet Caused Him to Go Blind, Doctors Say (Live Science)
その男の子が最初に医師にかかったのは14歳の時だったそうだ。彼は身体の疲れを訴えていて、検査の結果はビタミンB12欠乏性貧血を示していたが、それ以外に問題は見つからなかったという。医師はビタミンB12の注射と食事の改善をアドバイスした。
しかし、少年の症状は徐々に悪化していき、15歳の時には難聴となり、視力にも悪影響が出始めた。耳鼻科や眼科の専門医にも診察を受けたが原因は分からず、視力は17歳で眼鏡やコンタクトレンズで矯正しても20/200(日本でいう0.1相当)にまで低下してしまった。これは米国などでは、「失明状態」とみなされるほどの深刻な状態だ。
詳細な検査を行ったところ、少年の眼球と脳をつなぐ視神経の束に損傷が見つかった。また、ビタミンB12の欠乏に加え、銅やセレン、ビタミンDの不足も指摘されたのである。
検査結果を不審に思った医師が少年に聞き取りを行ったところ、少年の日々の食事内容が明らかになった。今月3日付で専門誌「Annals of Internal Medicine」に掲載された論文によると、彼は非常に好き嫌いが激しく、小学校以来、フライドポテト、ポテトチップス(プリングルス)、白いパン、ハムのスライス、そしてソーセージ以外の食品を口にしていないというのだ。
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