世界7大恐怖スポット「韓国・南陽精神病院」廃墟に村田らむが潜入! 精神病患者の脳内世界絵、「ここは危険…」不気味な英文メッセージも
藪を払いながらしばらく進むと、コンクリートで舗装された道が見つかった。それに沿って進んでいくと、2階建てのコンクリートの建物が見えてきた。窓には鉄格子が嵌められている。鉄格子も外に渡された階段も、茶色く錆びていた。
たしかに大きめの廃墟だが、「世界7大に入るスポットか?」と思っていたら、ここは職員用の施設だったらしい。職員用の施設で、窓に鉄格子が嵌めてあるということは、外からの侵入を警戒しているのか? なんとなく、ゾンビ映画の襲撃シーンを想像した。
再び道に戻り、しばらく山道を登っていく。すると病院本体の廃墟が現れた。
三階建てだが、敷地面積はかなり広い。壁は無骨なコンクリートで、風雨にさらされて黒ずんでいる。ほとんどのガラスは叩き割られていた。建物の周りの木々や草は生え放題で建物を侵食している。たしかに見ているだけで憂鬱になってくる巨大な廃墟だった。
おそるおそる施設内に入る。施設内は、外側よりも傷んでいた。窓ガラスが叩き割られているので、風雨が中に吹き込んでいた。天井は腐り、天板が落ちている。入院室のほとんどはベッドが置きっぱなしになっていたが、マットレスは腐りカビていた。カビのシミは壁にまで広がっていて、まるで呪いが発露したかのような模様を描いていた。
木製のテーブルが並べられた、食堂だったのであろう場所も、同じようにボロボロになっていた。おそらく患者たちは、ここに集められて温い食事をとっていたのだろう。
事務室なのだろうか、室内に書類がばらまかれている部屋もあった。薬の袋もたくさん積まれている。「内服薬 用法」など漢字で書かれていた。韓国では現在、ほとんど漢字が使われていない。かなり前に刷られた袋なんだなと思う。
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