北区の心霊スポット「旧岩淵水門」に村田らむが行ってみた! 霊能者が「ヤバイ」と怯える場所を楽しく散歩♪
新水門が完成後は、旧水門は取り壊される予定だったが、皆に親しまれた建造物だったのでそのままモニュメントとして残されることになったという。その後、産業考古学会によって推薦産業遺産に選ばれ、また『東京都選定歴史的建造物』に選定されている。
旧岩淵水門の周りには、夜中に来ると気付きづらいモニュメントもいくつかあった。
『攝政宮殿下 御野立之跡 大正十三年 十月廿五日』
と書かれた小さな碑石があった。
攝政宮殿下とはのちの昭和天皇のことだ。95年前に、天皇陛下がここに立って視察したのを記念した石だ。立って視察しただけで碑が残るのだから、当時の天皇陛下のポジションがいかに高いかわかる。昭和天皇のコラージュ写真を燃やした動画を公金で展示できる現代とはだいぶ違う。
『月を射る』という『第2回荒川リバーアートコンテスト』で特賞をとったアート作品や、『農民魂は 先ず草刈から』と彫られた碑文もある。夜中に見ると心霊スポットっぽいモニュメントに見えるが、昼間に見るとむしろ牧歌的な風景の一部に見える。
『農民魂は 先ず草刈から』はどういう碑なんだろうと疑問に思っていたのだが、調べてみると意外なことが分かった。
昭和13〜18年の間、荒川土手では全日本草刈り選手権大会が開かれていたという。かなり盛り上がった大会だったらしく、参加人数はなんと4万人だ!! 一説には甲子園大会のように盛り上がった、と言われていた。
草刈り大会は二時間に渡る熾烈な戦いだったそうだ。残念ながら、第二次世界大戦のために中止になってしまったそうだ。できれば一度見てみたかった。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊北区の心霊スポット「旧岩淵水門」に村田らむが行ってみた! 霊能者が「ヤバイ」と怯える場所を楽しく散歩♪のページです。東京、村田らむ、旧岩淵水門、荒川知水資料館アモアなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで